炭素繊維複合材
トウプリプレグ
炭素繊維複合材は、2019年4月よりENEOSテクノマテリアル株式会社へ移管(航空機用プリプレグを除く)いたしました。

当社のトウプリプレグは、トウ(線維の束)にあらかじめ樹脂を含浸させた製品です。CFシャフト、ボンベ制作などに用いられる成形法であるフィラメントワインディング(FW)法に、トウプリプレグを用いることで、高い生産性を実現します。
Pitch系、PAN系の炭素繊維はもちろんのこと、ガラス繊維、各種エンプラ繊維など、お客様のご要望に応じた繊維と独自開発樹脂を組み合わせ、お客様のご要望に応じたトウプリプレグを開発します。
特長
トウプリプレグを用いたDry法は、Wet法(従来法)に比較し、高い生産性、作業性の向上をもたらします。
Wet法(従来法)

Dry法(トウプリプレグ使用)

Wet法 | Dry法 | |
---|---|---|
不均一 | 樹脂含量の均一性 | 均一 |
60~100m/ 分 | 巻きつけ速度 | ~300m / 分 |
あり | 巻きつけ時のすべり | なし |
6~8時間 | 樹脂の室温寿命 | 1ヶ月 |
△ | 作業環境 | ○ |
樹脂含有量のばらつき

プリプレグと同様、独自開発樹脂を使用しています。以下はその一例です。
樹脂種類 | 硬化条件 | ガラス転移温度 |
---|---|---|
汎用エポキシ | 130℃ / 2hr | 130℃ |
高靭化エポキシ | 130℃ / 2hr | 130℃ |
高耐熱エポキシ | 180℃ / 2hr | 180℃ |
適用事例
パイプ

圧力容器

ENEOSテクノマテリアル株式会社
本社
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル7F
電話 03-5619-4920 FAX 03-5619-4919