JOB

運転員の仕事を知る

まず、はじめに

運転員が働く、
製油所の役割とは?

脱炭素社会の基盤を作るための
ENEOSにおいて最も重要な基点。

製油所はENEOSのあらゆる技術が詰まっています。生産性のさらなる向上と環境負荷低減の両立を図るために欠かせない機能と言えます。

原油から石油製品を生みだす
現場の最前線。

地下から採掘された石油は「原油」と呼ばれます。原油はそのままでは使うことができないため、沸点の違いを利用して様々な成分に分け、石油製品に作り変える必要があります。原油から石油製品を生み出す最前線の現場が、製油所です。

社会の「今日」と「明日」を支えるために
欠かせない役割を担っている
ENEOSにおいて最も重要な拠点と言えます。

運転員の仕事

さまざまな技術を用いて
製油所のあらゆる装置の稼働状態をチェックし、
安全・正常な運転を管理する仕事。

運転員の
仕事の
やりがいとは?

装置の“異常を見抜く力”で製油所を守る

運転員は、製油所の各エリアを巡回し、計器の数値や音、温度、振動など、わずかな変化から装置の状態を見極めます。トラブルを未然に防ぎ、安全な操業を支えるのが使命。日々の観察力と判断力が磨かれ、装置を「守る力」が確実に身につくやりがいある仕事です。

経験を重ねるほど広がる対応力と成長実感

経験を重ねることで、さまざまな装置の特徴やトラブル対応を学び、より広い範囲の作業に対応できるようになります。自分の判断で装置を安全に運転できたとき、そしてチームに頼られる存在になったとき、大きな成長と誇りを感じられます。

運転員の主な業務内容

たとえば、
現場では

計器やポンプの
稼働状態を管理・確認

たとえば、
ボードでは

運転データを集計し、
装置の状態確認や処理調整を実施

運転員のキャリアパスイメージ

フィールド担当やボード担当として経験を積んだ後、班長や係長などを目指すことが可能です。

運転員の勤務スケジュール

製油所・製造所は24時間操業のため、4日間が1サイクルの交替勤務制です。
製油所ごとに勤務時間は異なります。

運転員の
とある1日のスケジュール

A勤務

  • 7:45

    出社(車通勤)/業務申し送り

    製油所に着いたら、まずは作業服に着替えて統合計器室へ。そこで、B勤務の運転員から各装置の状況を細かく引き継ぎします。

  • 8:00

    アクティブ体操/朝ミーティング

    朝の始まりは準備体操から。1日ケガなく過ごすための大切な時間です。その後、今日の工事予定や作業を全体ミーティングで確認。最後に全員で指差し呼称をしてミーティングを締めくくります。

  • 8:30

    作業開始

    運転員の仕事は、4班2交替制。ボード担当と現場担当に分かれて業務を実施。私はボード担当として、膨大な装置の運転データをリアルタイムで集めて制御し、その運転調整や工事関連の電話対応などを行っています。また、処理の変更がある日には他部署への影響もあるので、互いの報連相も欠かせません。

  • 11:30

    昼食

    社員食堂で昼食。破格の値段で美味しいご飯を食べられます。

  • 13:00

    昼ミーティング/午後作業開始

    午前中に行った作業の状況と、午後の作業内容を全体ミーティングで確認。午後も午前中と同様、作業に従事します。

  • 19:00

    申し送り準備

    B勤務への引き継ぎのために、その日行った作業を資料にまとめます。

  • 19:45

    業務引き継ぎ

    装置ごとに、B勤務担当者に作業結果を報告します。

  • 20:00

    業務終了

    打刻カードをかざし、本日の業務は終了です。

B勤務

  • 19:45

    出社/業務申し送り

    昨日とは逆に、A勤務の運転員から引き継ぎを受けます。その後のミーティングも朝と変わらず行われます。

  • 20:30

    作業開始

    B勤務では基本的に大がかりな作業は行いません。逆に、危険予知訓練や装置の学習に多くの時間が充てられます。ただし、装置の不具合はいつ起きるか分からないので、もちろん監視も怠りません。

  • 7:00

    申し送り準備/業務引き継ぎ

    夜間の作業終了後、A勤務への引き継ぎを行います。申し送りは装置の現状を伝えるための大切なコミュニケーションの場でもありますので、できる限り細部まで伝えることを心がけています。

  • 8:00

    業務終了

    勤務を終えて終了。お疲れさまでした!