QA QA QA QA QA QA QA ギヤオイルのGL-3やGL-4、GL-5とはどんな規格ですか?また、ギヤオイルは何を基準に選んだら良いでしょうか?ギヤグランドDX GL-5 90と80W-90は粘度特性以外に違いはありますか?ギヤグランドDXの省燃費効果は、どのような車でも得られますか?ギヤオイルの推奨交換距離はありますか?グリースの品名後の数字は何を表しているのでしょうか?グリースを長期間交換しないとどうなるのでしょうか?滴点とは何でしょうか?ホイールベアリングからグリースが漏れやすいのですが、原因は何でしょうか?QA シャシーグリース(N) 2シャシーグリース(N) 1シャシーグリース(N) 0シャシーグリース(N) 00ギヤオイルに関するQ&Aグリースに関するQ&A軟らかい〈例〉硬い①ハブにグリースを詰めすぎている場合:グリースを詰めすぎると、ベアリングで発生した熱がこもり、グリースが軟化しやすくなり、漏れの原因となります。②水に弱いグリースを使用している場合:グリースによっては水が混入すると極端に軟化し、漏れの原因となります。③せん断安定性が劣るグリースの長期間の使用は、軟化・漏れの原因となります。ギヤオイルの規格は、アメリカ石油協会(API:American Petroleum Institute) が定めた規格で、GL-3、4、5と数字が大きくなるにしたがい極圧性能が高いことを示しています。(現在、GL-3とGL-6は廃止され、GL-4およびGL-5についても認証作業は停止しています。)ギヤグランドDX GL-5 90は、デフ(ハイポイドギヤ)のギヤ伝達効率向上のため、極性ポリマーを用いて超省燃費性を実現しています。また、DX GL-5 80W-90では手動変速機(MT)での伝達効率向上も加味し、弱極性の極性ポリマーを用い、ミッション・デフ兼用油として高い省燃費性を実現しています。一般的に高年式の車両など、ハイポイドギヤのオフセットが大きく、伝達効率が低い車両ほど省燃費効果が期待できます。ギヤオイルの交換距離は、その使用状況により異なりますが、メーカー推奨交換距離または、従来使用ギヤオイルでの交換距離をおすすめします。ただし、ギヤグランドDXシリーズは極性ポリマーによりギヤオイルの油温低減が図られ、従来油同等の走行距離においてもオイルの劣化が少なく、耐久信頼性の高い商品です。一般的に品名後の数字はグリースの硬さを表しており、以下の例のように番号が大きいほど硬く、小さいほど軟らかいグリースとなります。熱や機械的せん断、異物の混入等の影響により、グリースの性能が低下することで、□動箇所の潤滑不良が発生し、装置の故障あるいは損傷の原因となることがあります。グリースが液状となり、油分が滴下し始める温度を意味します。滴点は使用可能温度の目安の1つとして使用されることがあります。グリース起因の場合、主に以下の3つが考えられます。26
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