グリースシリーズ
20/24

QAQAQAQA■ グリースを統一したい場合■ 鍛造機械、圧延機械、製紙機械などの潤滑箇所が高荷重および冷却水にさらされる場合■ 大型長距離トラック、ダンプ、大型バスのホイールベアリングの場合グリースが使われている機械の効率を最大限に引き出し、生産性の向上とトータルなコストダウンを実現させるためには、まず使用環境に最も適したグリースを選ぶことが重要です。ここでは、グリース選定に関するポイントをQ&Aの形でご紹介いたします。19機械の種類が多いため、使用グリースの種類も多くなります。このため、購買手続が煩雑であるばかりでなく、給油ミスも増えて困っています。グリースの種類を絞ることはできないでしょうか。グリースのことをあまりよく知らないので、どんなグリースを選んでよいのかよくわかりません。潤滑箇所に焼付きや摩耗が多いのですが、どのような対策をとればよいでしょうか。冷却水の混入が避けられず、グリースが漏れて焼き付いたりさびが発生したりするのですが、どのようなグリースを使用すればよいでしょうか。ホイールベアリングからグリースが漏れやすいのですが、原因は何でしょうか。タフリックスグリースMP,RBあるいはパイロノックグリースユニバーサルをお試しください。これらはほとんど、全てのグリース潤滑箇所に使用出来る多目的グリースです。このため、グリースの油種統一が可能です。これらの機械の運転条件である高荷重が原因です。このような場合には、耐荷重性に優れたエピノックグリースAP(N)あるいは、パイロノックグリースユニバーサルをお選びください。また、さらに高荷重の場合には、モリノックグリースAP(二硫化モリブデン入り)あるいは、タフリックスグリースRB(有機モリブデン入り)に切り替えてください。耐水性の低いグリースを使用していませんか?水が混入した場合でも、軟化せず、漏れにくいタフリックスグリースRBあるいは、パイロノックグリースユニバーサルに切り替えてください。グリース起因の場合、主に以下の3つが考えられます。①ハブにグリースを詰めすぎている場合グリースを詰めすぎると、ベアリングで発生した熱がこもり、グリースが軟化しやすくなり、漏れの原因となります。②水に弱いグリースを使用している場合グリースによっては水が混入すると極端に軟化し、漏れの原因となります。③せん断安定性の低いグリースを使用している場合長期間の使用により、せん断安定性が低下し、漏れの原因となります。水に弱い、もしくはせん断安定性の低いグリースを使用している場合、耐水性・せん断安定性に優れるホイールベアリンググリース、タフリックスグリースRBをおすすめします。ケーススタディ Q&A

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る