QQQAAAQAQQAA■ 鉄鋼、ガラス、乾燥炉など、潤滑箇所が高温にさらされる場合■ 電動機、工作機械など軸受が高速回転する場合ケーススタディ Q&A20軸受内でグリースによる固形物がたまりやすく、摩耗が多くて困っています。どんなグリースを選べばよいでしょうか。グリースが熱のため、漏れてしまい、頻繁に給脂しないと焼付きます。また、人手不足や機械の構造上頻繁な給脂も困難です。どうすればよいでしょうか。集中給油方式で補給していますが、銅管や分配弁に詰まりを生じ潤滑箇所にグリースが供給されないというトラブルが多くて困っています。給脂してもすぐに焼付くことがあります。どうすればよいでしょうか。冬の朝、始動時に回転ムラが生じて困っていますが、どのようなグリースを選べばよいでしょうか。補給を頻繁にしているのに、軸受の温度が高くなり、酷い場合焼付くこともあります。何が原因なのでしょうか。耐熱性に優れるためパイロノックCC、パイロノックグリースユニバーサルをおすすめします。高温の使用環境でも長寿命を発揮するウレア系のパイロノックCC、パイロノックグリースユニバーサルをおすすめします。耐プラッキング(詰まり現象)性に優れたパイロノックCC0、パイロノックグリースユニバーサル0をおすすめします。カップグリースのような並級品をお使いではないでしょうか。その場合、長寿命性に優れたマルティノックグリースをおすすめします。使用温度が高くありませんか。その場合には、耐熱性の優れたマルティノックデラックスをおすすめします。軸受温度がさらに高温(120〜130℃以上)になる場合には、パイロノックユニバーサル2に切り替えることをおすすめします。一般の鉱油を基油にしたころがり軸受用のグリースを使用していませんか。その場合、低温始動性に優れるマルティノックSDXに切り替えることをおすすめします。給脂量が多すぎませんか。給脂量が多すぎると、軸受内のグリース撹拌抵抗等により発熱し、漏れや潤滑不良の原因となります。適正間隔で適正量を給脂するようにしてください。温度上昇抑制の可能なグリースとして、タフリックスグリースMPをおすすめします。
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