工業用潤滑油(金属加工油)
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粘  度引 火 点水  分ペンタン不 溶 分酸  価残留炭素分(残炭)冷 却 性 能光 輝 性増  加減  少低  下存  在増  加増  加増  加低  下(向上)低  下低  下熱処理油のチェック項目測定項目試験方法 JIS No.K2283K2265K2275JPI(石油学会)法K2501K2270K2242(仕上り肌)原  因影 響 な ど測定結果対流段階開始温度の上昇など焼入れ性の変化添加剤入り焼入油の場合焼入性の低下火災などに対する安全性の低下光輝性の悪化、焼割れ、焼入硬度の不均一水分が1000ppmをこえると泡立を起こし、火災の原因となるスラッジの生成を予測する。スラッジの生成は光輝性の悪化、焼入硬度不均一をもたらすまた、クーラー、フィルターを閉塞し、油温の上昇を引起こす(冷却速度に影響をおよぼす前に、熱交換器などにスラッジが付着し始める)粘度、不溶分などとともに焼入油の使用限界を予測できる劣化が進み強酸が認められると、金属腐食が起こる添加剤入りの焼入油では新油でも残炭を示すので、増加量で判断する必要がある焼入性低下低下により硬度不良光輝性不良(処理物表面に黒いシマ模様がでる)全体に一様に着色する熱・酸化重合による焼入油の劣化基油の熱分解添加剤の分解による損耗焼入油の熱分解による軽質油の生成軽質油の混入空気中水分の凝縮、冷却水の漏洩など熱・酸化重合による劣化物の生成、異物の混入酸化劣化焼入油の劣化異物の混入添加剤の熱分解による損耗酸化劣化によりある時期まで向上するが、やがて低下する熱・酸化劣化物が、焼入れ時に鋼材表面に付着する異種油(切削油)などの混入11熱処理油の保守管理

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