INTERVIEW

社員インタビュー

前向きに仕事に取り組む姿勢を、
平等に評価してくれるのがENEOS。
安心と自信を手にすることができる環境。

管理部門(製油所・総務)

E.I.

  • 堺製油所 総務グループ
  • 障がい者採用
  • 2020年入社
2020年~
現在

堺製油所 総務グループ総務グループ内の管理チームに配属。主に、購買、会計業務、表彰業務を担当。

前職の仕事内容とENEOSへ転職を決めた理由を教えてください。

私は未熟児で出生し、出産時に数秒間脳に酸素が行かず脳性麻痺となりました。通院リハビリを継続的に行いながら、幼稚園から高校へ普通校に通学。大学では障がい者についての知識を深めたいと考え福祉学を専攻し、社会福祉士国家資格を取得しました。社会人4年目までは、病院・福祉施設で相談員・就労支援員として勤務しましたが、その頃コロナ禍の余波で、勤めていた施設は休業寸前。それがきっかけで、障がいを理由にせず、諦めずにもっと自信を持って生きていきたいと考え、転職を決意しました。
ENEOSは、前職の福祉職とはまったく業種が異なりますが、障がいがあっても常に誰かの役に立てる自分でありたいという思いが軸にあり、ENEOSのグループ使命・理念に共感し、入社を志望しました。ENEOSには「お客さま本位」に加えて、「必要とされ続けられる会社」という理念があります。私たち障がい者は漠然とした不安を抱いていますが、ENEOSの掲げている理念のように「必要とされる」人間に成長し、健常者と同じ土俵に立ちたいと思い、ENEOSへの入社を決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

入社以来、総務グループの管理チームに所属しています。主に購買・会計業務・表彰業務を担当。購買業務は、各グループから所内で必要な資材や工事(サービス)の発注依頼を受け、先方へ正式見積書依頼し発注書作成・送付を行っています。会計業務は、請求書作成/振替・支払伝票作成・入金処理業務があり、3つの業務をチームメンバーで3ヶ月ごとにローテーションし、すべての業務の把握、フォローができるよう経験を積んでいます。その他、毎月各グループからの伝票回収・保管作業、用役使用量の報告書作成業務も担当。また、表彰制度は、社員が何かしらの成果を生んだときに製油所内で表彰し、士気を上げる取り組み。私は、各グループからの表彰依頼を受け、副賞依頼、表彰状の作成・課税データ作成管理、従業員フォーラムの所長表彰準備サポートを担当しています。

入社してから、どのような変化がありましたか。

入社してからは、先輩方にも恵まれ自分らしく働くことができるようになり、同時に少しずつ安心した生活ができるようになりました。かつては、どうしようもない不安や劣等感、悔しさ、もどかしさといった、ネガティブな気持ちを持つことが少なくありませんでしたが、ENEOSで働くことでそうした気持ちが徐々に払拭され、最近は自信も生まれています。それは一緒に働くメンバーのおかげだと思っています。「障がいのある泉さん」という考えで対応する人は一人もいませんし、配慮しすぎない適切な対応をしていただいています。ですから仕事の現場では健常者と同様に、遠慮なく率直に意見を言い合い、支え合ってチームで仕事を進めています。
プライベートでは、かなえること自体難しいと思っていた出産を経験することができました。我が子の姿を見て、以前よりさらに希望を持って生きること、働くことの意味を貰ったと感じています。それが実現できているのは、一緒に働く職場メンバーのおかげだと、日々感謝しています。

職場のメンバーの関わり方や雰囲気を教えてください。

職場メンバーとは気軽に何でも話せる雰囲気です。業務面では、毎日メンバーと進捗状況を報告し合い、お互いの仕事内容を把握・共有しています。困ったときにはすぐに報告し、チームメンバー同士サポートし合うことが日常的です。子育て中であることから、発熱で急の休み、行事ごとの休みもやむをえない日がありますが、チームミーティングの日程調整を快く対応いただくこともあり、チーム全員が子育てを応援してくださっていると実感しています。
また、会社の嬉しい配慮が多々あります。所内でも安全靴ではなく装具を着用、車椅子使用者専用駐車場の利用、更衣室個人ロッカー付近と出入口に(更衣室土足禁止のため)椅子の配置、執務室個人ロッカーを座席近くに変更等々、困りごとがあれば、安全第一に改善策を一緒に考えていただいています。また、自分なりに働く上で意識していることが、何事も「障がいを理由にしないこと」、職場メンバーに障がいを感じさせないことです。身体的なハンデのため、誰から見ても明らかではありますが、メンバーには「そういえば障がいあったよね」という感覚をもってもらえるくらい、ポジティブに働くようにしています。

障がいのある求職者へメッセージをお願いします。

就職活動中のみなさまへ。障がいを持ちながら生きる中で、不安や劣等感を感じる瞬間を何度も乗り越えられていると思います。そして、求職の意思を持たれているということは、前向きな未来を希望されているからだと思います。「働くことは生きること」という表現がありますが、私は職場メンバーと協力しながらさまざまな業務を経験させていただく中で、達成感を味わうことができ、少しずつ自信がついてきました。今まで感じていた生きづらさが小さくなってきた感覚があります。自分に合った働き方も相談しやすい雰囲気で、無理なく取り組むことができます。ENEOSは、前向きに仕事に取り組む姿勢を平等に評価してくれる社風であり、いろいろな障害を持った先輩方が自分らしく働いています。興味を持たれた方は、一度ENEOSにアプローチしてみることをお勧めします。求職活動での、みなさまのご健闘をお祈りしています。

一日のスケジュール

7:30 出社
制服に着替えて事務所へ。PC起動。
8:15 始業
8:30 管理チーム購買ミーティング
発注依頼内容の確認、共有。
9:10 朝会フィードバック
総務全体の朝会のフィードバック。
10:00 管理チーム定例ミーティング&勉強会
一週間の業務の進捗報告、作業課題の検討。
11:00 購買発注業務
依頼を受けた購買内容を業者に発注。
12:00 昼休憩
13:00 表彰業務
表彰台帳確認・新規依頼情報の入力
14:00 ミーティング
購買関連の手順書見直しのための検討会議。
15:00 会計システム「CoMPASS」対応業務
伝票一覧作成・資料回収・整理。
16:45 退社
※育休明けの職場復帰から週2日出勤・週3日在宅勤務を併用