INTERVIEW
社員インタビュー

2040年、CO2排出量半減を目指し、
エネルギートランジション案件の先陣、
「SAF」プロジェクトを牽引する。

海外・新規事業部門
H.I.
- バイオ燃料部 バイオ燃料3グループ
- 経験者採用 2020年入社
2023年3月
リソーシズ&パワーカンパニー RPC企画部 海外事業グループ
2023年4月~2024年3月
バイオ燃料部 バイオ燃料1グループ
2024年4月~現在
バイオ燃料部 バイオ燃料3グループ豪州企業との協業によるSAF製造プロジェクトや、東南アジアのパートナーとの協業によるSAF製造事業化の検討等に従事。
前職の仕事内容とENEOSへ転職を決めた理由を教えてください。
前職では、大手エンジニアリング会社にて、プラント建設の土木・建築設計に従事していました。経験を積むうちに、再生可能エネルギーやバイオ燃料といった新しい分野への挑戦に魅力を感じ、より大規模なエネルギー事業に携わりたい思いから、転職を考えました。ENEOSは日本を代表するエネルギー企業であり、幅広い事業領域を持つことから、キャリアの幅を広げる絶好の機会だと感じ、志望。また、ENEOSの持つ技術力とグローバルな視点は、私が目指す持続可能なエネルギー供給に向けた取り組みに非常に共感できました。他のエネルギー企業とも比較しましたが、ENEOSの多様な事業展開と、社員一人ひとりが意見を出しやすいオープンな社風が決め手となりました。

所属部署の役割とご自身の仕事内容を教えてください。
バイオ燃料部は、2030年にジェット燃料の10%にSAF(Sustainable Aviation Fuel=持続可能な航空燃料)を混合するという高度化法の規制要求の達成や、長期的にENEOSのエネルギーCI※1値を半分にするというミッションの一役を担う部署です。私は、豪州の製油所を保有する企業との協業によるSAF製造プロジェクトや、東南アジアの現地パートナーとの協業によるSAF製造事業化の検討、米国のバイオリファイナリー※2のM&Aなどに取り組んでいます。
これらのプロジェクトでは、FS(フィージビリティスタディ=実現可能性)や、その後に続くPre-FEED(概念設計)の各ステージにおける計画立案、実行体制構築、社内外調整業務、各ライセンサーのプロセスデザインパッケージの技術評価といった上流工程の検討、さらに、エンジニアリング請負業者の選定や、市場調査、ビジネスモデル・ファイナンスモデル作成まで多岐にわたる業務を担当しています。
※1:Carbon Intensity(カーボンインテンシティ)。GHG(温室効果ガス)排出量を算定し、同排出量に基づいた炭素強度をCIという。環境価値を可視化する指標の一つ。
※2:バイオマス(植物、農産物、副産物、廃棄物など)を原料にエネルギー源とする技術。及びそれらに取り組む企業。

現在の仕事に前職までのキャリアはどのように活きていますか。
技術的な知識とプロジェクト管理のスキルが、ENEOSでの事業開発に大いに役立っています。たとえば、プラントや発電所の設計・管理経験から、バイオ燃料プロジェクトでの技術評価やエンジニアリングの流れが理解できるため、工程短縮やコスト削減等においても、速やかで的確な提案が可能となります。
国際プロジェクトでの経験も大きな強みとなっています。前職の海外プロジェクトでの技術調整や現場管理の経験を活かし、海外の技術者との協議・交渉を円滑に進めることができています。具体的には、豪州企業との協業プロジェクトにおいて、技術的な課題を共有し、解決策を共同で検討する際に、異なる文化や業務スタイルを理解し、効果的なコミュニケーションを実践しています。

転職して感じたENEOSの特色や強みについて教えてください。
ENEOSは多様なバックグラウンドを持つ社員が多く、異なる視点からの意見交換が活発です。組織の統制が取れており、大きな決断を確実に実行できる点が強みです。また、中途採用の社員も多く活躍しており、変化に対して寛容で、新しいことにチャレンジしやすい環境が整っているといえます。これにより、社員一人ひとりが自分の意見を持ち、積極的に提案できる風土が醸成されていると感じています。さらに、福利厚生や研修制度が充実しており、社員の成長をサポートする体制も魅力です。

入社直後、会社や所属部署による支援で印象に残っていることを教えてください。
入社直後に受けた研修プログラムが非常に印象に残っています。特に、製油所や発電所の見学は事業会社ならではの貴重な体験で、ENEOSの事業全体を理解するのに役立ちました。さらに、定期的な面談やグループ間の情報共有会議が設けられており、他の業務内容を把握することで、仕事や環境に早く馴染むことができました。これらの取り組みを通じて、ENEOSの一員としての自覚と責任感を持つことができ、スムーズに業務に取り組むことができたと思います。
一日のスケジュール
9:00 | 出社、メールチェックと返信。 |
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10:00 | 幹部報告のための資料作成。 |
11:00 | グループミーティング。 |
12:00 | 昼食。 |
13:00 | パートナー企業との打ち合わせ。 |
14:00 | 市場調査とデータ分析のため、コンサルタントとの打ち合わせ。 |
15:00 | 同僚が作成した資料・議事録等のレビュー。 |
16:00 | 社内関係者との調整会議。 |
17:00 | 上長への業務進捗の報告。 |
18:00 | 退社。 |