INTERVIEW

社員インタビュー

営業やバックオフィスの
意向を踏まえ、
全体最適化による
最大利益をめざす。

ENEOS Power

H.T.

  • 電気ガス販売部 電気ガス販売企画グループ チーフスタッフ
  • 先進理工学研究科修了
  • 新卒採用2015年入社
2015年4月~
2018年2月

中央技術研究所 潤滑油研究所 グリース・冷凍機油グループ配属グリースチームに所属し、軸受メーカーの要望に応えるべく、低トルクグリースなどの開発を担当。

2018年2月~
2019年9月

ガス事業部 天然ガス事業開発グループ都市ガス小売り参入に向けて、各種システムの構築・運用に従事。

2019年10月~
現在

電気ガス販売部 電気ガス企画グループ(現:電気ガス販売企画グループ)都市ガスだけでなく、低圧電気の増販PJや解約抑止、カスタマセンターの業務改善等のプロジェクトを主導。

入社動機と入社後のキャリアを教えてください。

学生時代は硬式庭球部の活動に打ち込む一方、高分子化学研究室に所属して太陽電池や有機ELの研究に励んでいました。モノづくりを通して世の中の“あたりまえ”を生み出したいと考え、就職活動では人間の生活に不可欠なエネルギー業界や素材メーカーの研究職を中心に就職活動を行いました。ただ、研究開発職に拘っていたわけではなく、できれば営業や企画職も経験できる企業を希望していました。ENEOSを選んだのは、日本のリーディングカンパニーであるENEOSで生み出されたものが、世の中の“あたりまえ”となる可能性が高いと考えたからです。また、多様な職種があり、入社後の選択肢が広がることも魅力のひとつでした。
入社後は中央技術研究所に配属され、グリースの開発を担当しました。しかし入社3年目にガス事業の起ち上げに伴う公募があり、新規事業に携わる絶好のチャンスだと思い応募しました。ガス事業部ではカスタマセンターの起ち上げや顧客情報管理システムの構築・運用など、ガス小売り事業の枠組み作りに奔走しました。

現在の仕事内容を教えてください。

電気ガス販売企画グループは、電気ガス小売事業に関する販売戦略の企画立案をはじめとして、商品メニューや付加価値サービスの企画・開発、都市ガス小売事業に関する諸制度への対応、信用管理などを行う部署です。私自身はガス小口・大口、低圧電気を担当しており、ガスの販売方針策定と低圧電気の解約抑止業務の推進に加え、ENEOSでんき・ENEOS都市ガスのブランド戦略やキャンペーン方針の策定を行っています。販売方針の策定では、営業部門の意向とバックオフィスのキャパシティのバランスを取り、全体の最適化をはかることが重要です。電気やガスはどの会社で契約しても商品自体の品質は変わらないため、サービスの差別化が契約件数に影響します。そのため、無暗に契約件数を伸ばしても申込の受付処理やお客さま対応を担うカスタマセンターの工数が増加すれば利益が減少することも考えられ、費用対効果の観点から最適解を探らなければなりません。また一方で、お客さまへのサポートがおろそかになれば、すぐに解約されてしまうのも電気・ガス小売りの特徴です。お客さま数の維持・拡大には、ENEOSでんき・ENEOS都市ガスのファンを増やすこと、お客さま一人ひとりの属性に合わせたコミュニケーションが重要と考えています。そこで、コミュニケーション戦略やCMなどのプロモーション戦略においては、ただ認知度を高めるだけではなく、ENEOSでんき・ENEOS都市ガスがお客さまにとってどのような存在であるべきか・どうありたいかを軸とし、社内外の関係者を巻き込みながら業務に取り込んでいます。
お客さまに長くENEOSでんき・ENEOS都市ガスをご利用いただくために、CX最大化を目指し、One to Oneのコミュニケーションを実現するデジタルツールの導入を積極的に推進しています。
会社全体がDXを推進する流れの中、すでにENEOSでんき・ENEOS都市ガスをご利用いただいているお客さまへのリテンションだけでなく、新規獲得においてもデジタルマーケティングの取り組みが非常に活発になっています。

仕事の面白さ、難しさとは?

「ENEOSでんき・ENEOS都市ガス」はENEOSとして初めてのB to C事業です。ガソリンや灯油販売も厳密にはB to B to Cですから、エンドユーザー向け販売のノウハウが十分に蓄積されているわけではありません。すべてが手探り状態からのスタートですが、それだけに思い切った施策やトライアルができるという強みもあります。また、自分で考えた施策の結果が目に見えることも、この仕事の面白さだと思います。
難しいのは、企画グループは全体最適を考えて物事を判断することが求められるため、さまざまなグループの意向や課題を踏まえ、きめ細かな調整を行う必要があることです。もちろん知識も必要で、営業やバックオフィス業務に精通するほか、マーケティングやデジタル技術についてもキャッチアップしておかなくてはなりません。そのため、さまざまなウェビナーを聴講するなど、日々、自主的に学習を進めています。

今後の目標とビジョンを教えてください。

まずは足元の課題として、さまざまなデータを活用した施策を企画・実行できるようになることが目標です。経験や勘ではなく、各種データの分析結果をもとに施策を考えるデータドリブンの手法は、これからの企画業務に欠かせないと思います。もちろん、入社前から希望していた世の中の“あたりまえ”をつくりたいという思いは今も変わらず胸に抱いており、ガスや電気に関わらず、さまざまな商材で新しい価値の創出に努めたいと考えています。そして最終的には会社の全体方針を協議できるような存在になれればいいなと、遠い未来を思い描いています。

一日のスケジュール

9:00 出社
保育園に子供を送り届けた後に出社。メールチェック・TO DOの確認。
10:00 社内関係者との打ち合わせ
PJの進捗状況の共有や今後の進め方の協議。
12:00 会社の食堂でランチ
13:00 コンサルティング会社との打ち合わせ
解約抑止施策に関する情報交換
15:00 デジタルツールベンダーとの打ち合わせ
デジタルツール導入に関する定例会議
17:00 資料作成・課題整理
次回打ち合わせ用資料の作成や各種タスクの整理
19:00 退社