INTERVIEW

社員インタビュー

稼働に向けて
ERPシステムの構築を加速する。

IT企画職

K.H.

  • IT戦略部 ERP共通機能1グループ
  • 理工学研究科修了
  • 新卒採用2015年入社
2015年4月~
2016年3月

情報システム部 IT企画グループ配属情報システム予算管理(予算・実績取りまとめ、経理部への報告など)を担当。

2016年4月~
2019年3月

情報システム部 IT推進2グループ各製油所・製造所のシステム担当者会議の企画・運営や、トレーディングリスク管理システム導入のプロジェクト管理を担当。また「原油評価マネジメントシステム」の担当として、「新規原油候補決定~採算性評価~原油購入」の一連業務に関する知識を習得。

2019年4月~
2019年12月

IT戦略部 ITシステム1グループ「内航配船の自動化・最適化」「ICT活用による陸上配送効率化」における次年度以降の予算策定。

2020年1月~
現在

IT戦略部 ERP共通機能1グループERP導入プロジェクトに参画。

入社後、これまでのキャリアを教えてください。

学生時代は、ドライビングシミュレータの走行データを解析し、安全運転につながる施策に関わる研究をしていました。ENEOSは学内の就職セミナーでたまたま知ったのですが、その後、情報システム部や人事部の社員と面接を重ねていくなかで、サービスステーションなどを通じて多くの人々の役に立っているという実感を得られると思い入社を決めました。
入社後は、一貫して情報システム部門でキャリアを重ねています。さまざまなシステム導入・更新プロジェクトの管理や予算策定に携わり、IT推進2グループでは各製油所、製造所のシステム担当者を本社に招集して、コスト削減や、JXとTGのシステム統合対応(当時)など、各所および本社で進めている取り組み事例を相互に報告、共有する会議の企画・運営も担当しました。
ENEOSはあらゆるエネルギー・素材を供給し、多様なサービスを展開する企業です。そのバリューチェーンの最適化や、業務効率化にITは欠くことのできない要素です。その意味でもENEOSの情報システム部門は、活躍フィールドの広い仕事だと思っています。

システム部門の仕事とは、どのような内容でしょうか?

企業、各部門の業務に必要な情報システムを構築することがシステム部門の役割です。とはいえ、主にコストの観点から、システムユーザの要望を全て聞き入れることはできません。したがって、「手作業で代替させることはできないか?」「コストに見合うシステム導入なのか?」といった観点で検討する必要があります。また、必要だと判断した場合も、部内上長に必要性を説明した上で決裁を取る必要があることから、しっかり“理論武装”する必要があります。他部門での業務経験が無い私にとっては、これがなかなか難しく、システムユーザや部内の先輩方にも意見を求め、当該業務の理解を深めながら理論的に判断できる根拠を集めることに努めています。
情報システムはあらゆる業務に関わるため、日々、さまざまな部門の社員と接します。自分の仕事に喜びを感じるのは、そうした人たちから感謝されたときです。それは、大規模システムの導入といった大きな案件から、簡単なPC操作を指導するという日常的な場面まで、シチュエーションはさまざまですが、役に立てたという実感、喜びに変わりはありません。
現在は、IT戦略部で、CoMPASSと命名されたERP(Enterprise Resource Planning)の導入プロジェクトを進めており、私もそのプロジェクトメンバーとして多忙な日々を送っています。

ERPとはどのようなシステムでしょうか?

企業内で発生するさまざまなデータを一元的に管理することによって、業務の最適化につなげていくためのシステムです。一般的に、企業には「会計システム」「販売管理システム」「在庫管理システム」「調達管理システム」など、それぞれの部門ごとに情報システムが構築されていますが、これらを一元化することで、たとえば販売データを在庫や会計システムにリアルタイムに反映させることができます。
当社ではERPシステムのなかでも世界的に評価されているSAPを、システム構築ベンダやENEOSグループ企業であるENEOSシステムズの協力を仰ぎながら、導入を進めています。現在、プロジェクトはCoMPASS稼働に向け、各業務部門でのテストフェーズに入っており、私はテストで発生する課題管理や部門への依頼文書作成など、その準備に向けた諸業務を担当しています。
ERPは全社に関わる大規模システムであり、社外の協力会社を含めたさまざまな部門が関わります。そのため、ひとつのタスクの遅れが全体のスケジュールにも影響します。そこで私がつねに心がけているのは、決してボールを持ち続けないこと。依頼されたこと、責任を持って進めておくべきことは何かをしっかり把握し、自身が流れを堰き止めないように留意しています。

これからのビジョンをどう描いていますか?

具体的なビジョンは定まっておりませんが、システム部門以外の業務を経験したいと考えています。これまで情報システムの構築、導入を通してさまざまな部門の人たちと関わってきましたが、どの部門の仕事もとても面白そうでした。製油所や物流部門など、それぞれに魅力があり、やりがいのある仕事に思えました。
また、他部門での業務経験を積むことは、将来的に再びシステム部門の業務に戻ったとき、大きなバックボーンになるはずです。さまざまな業務に精通すれば、どのようにシステムを利用すべきかを判断する際の羅針盤になると思います。
またCoMPASS稼働後は、当部の活動における軸足がデジタルトランスフォーメーションに移っていきます。当社が掲げる「データ分析プラットフォームを活用し、基盤事業の効率化と画期的な新製品・新サービスを創出」という道筋を主導する人材になる、という意識も欠かしません。

一日のスケジュール

9:00 始業
メールチェック。
9:30 朝会
社内メンバとの朝会。前日までのPJ進捗状況確認など。
10:00 社外との打合せ
社外メンバ(システム構築ベンダ)との打合せ。
12:00 昼食
自宅でランチ。
14:00 社内での打合せ
PJにおける担当タスクの進捗状況について、関連上長(グループマネージャー)への情報共有。
16:00 ENEOSシステムズとの定例打合せ
PJにおける進捗状況や課題事項をENEOSシステムズ幹部と共有。
17:00 メールチェック・議事録作成
当日の打合せにおける議事録作成、および、メールチェック。
18:00 終業
子供を抱っこして鶴見川沿いの土手へ散歩に行く。