INTERVIEW

社員インタビュー

石油製品の安全かつ安定的な供給と、
DX推進による業務効率化の取り組み。
未来を見据えた
サプライチェーンの最適化に挑む。

供給部門(物流)

K.S.

  • 物流部 物流企画グループ
  • 経済学科卒
  • 新卒採用 2018年入社
2018年4月~
2020年3月

原油外航部 原油業務グループ原油輸入におけるバックオフィス(決済・通関・税務)に従事。中東等の石油会社や製油所と、日々コミュニケーションを取る。

2020年4月~
2022年3月

EMGルブリカンツ合同会社 ナショナルアカウント営業部自動車販売会社向けエンジンオイルの法人営業を担当。既存顧客の売上拡大と新規顧客開拓を推進し、東日本を中心に広範囲な営業活動を展開。

2022年4月~
2024年3月
(途中産休・
育休を取得)

物流部 地域需給グループ日本全国における、石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の在庫管理と海上輸送の最適化を担当。物流オペレーションの核心を学ぶ。

2024年4月~
現在

物流部 物流企画グループ社内外の関係者と調整・交渉しながら将来のサプライチェーンの最適化に向けた施策の検討・立案に従事。DXを活用した業務効率化にも取り組む。

ENEOSへ入社を決めた理由を教えてください。

私がエネルギー業界を志望したのは、タンカーの船長としてエネルギーの安定供給に従事していた父の姿に強く影響を受けたからです。幼い頃から、エネルギーは人々の暮らしを支える重要な存在であると肌で感じてきました。その中でもENEOSには特別な魅力がありました。一つは、会社としてエネルギーの安定供給を重要な使命と捉えていることです。時代の変化に柔軟に対応しながら、既存事業だけでなく次世代型エネルギーに積極的に挑戦し、エネルギーの安定供給へのこだわりと使命感を持ち続けている姿勢に共感しました。
もう一つは「人」の魅力です。面談で出会った社員の方から、エネルギーの安定供給を通じて社会に貢献したいという情熱を感じ取ることができましたし、穏やかで誠実な人柄にも好感が持てました。

入社して、入社前のイメージと違った点を教えてください。

入社前は、漠然と「ダイナミックな仕事がしたい」と原油外航部を希望していましたが、実際の業務は繊細で緻密な作業の積み重ねでした。たとえば、原油は一度の取引が百億円規模になることもあります。そのため、ちょっとした失敗が重大な損失につながる可能性があります。また、地域需給グループに在籍していたときは、常に日本全国の在庫状況を確認して最適な配船計画を考えていました。これも、丁寧で緻密な作業の積み重ねです。毎日、約60カ所のガソリン・軽油・灯油の在庫を確認し、需要予測を立てて、安定供給のために在庫を切らさないようにするという緊張感の連続でした。しかし、この緊張感の先に安定供給があります。実際に、台風や天候不良で安定供給が危ぶまれたときに、社内外の関係者と協力してなんとか在庫がつながったときには、やり切ったという達成感を得られました。

現在の仕事内容を教えてください。

物流部は、石油ビジネスの中枢として、ガソリン、灯油、軽油、重油、化学品などの石油製品を安全かつ安定的に供給する役割を担っています。安全面では、当社の石油製品を扱っている油槽所や船の運営管理を行い、安定供給面では、船や鉄道を活用して、全国各地の油槽所やお客さまの元へ石油製品を届けています。物流は、製造部門と販売部門の「間」に位置するため、油槽所の在庫を確認し、天候や需要予測を基に、会社として最適な配船計画を立てることが業務です。
中長期的には、石油業界の大きな流れを読み取りながら、将来のサプライチェーンの最適化に向けた施策を検討しています。その中でも、私の主な業務は、他社と交渉を行いながら社内のさまざまな部署と調整し、将来のサプライチェーン最適化に向けた施策を検討・立案することです。また、DXを活用した業務効率化にも取り組んでいます。物流とDXの知識を積極的に身に付けるように努めて、業務効率化を実施しています。

やりがいを実感した取り組みを教えてください。

私が提案したDXを活用した業務効率化案が採用されて、物流部だけでなく、販売部門や全製油所に使っていただいていることです。ENEOSではDX活用が経営基盤の強化施策の一つになっており、デジタル技術を活用した業務改善を推進しています。私が所属する供給部門でも業務効率化プロジェクトが立ち上がり、業務改善案を募集していました。私は、これまでの業務の中で、製造から販売まで多くの部門が関わる業務について課題感を持っていました。ENEOSは若手の意見を積極的に取り入れようという風土があり、DXを活用した業務改善案を提案したところ、採用していただきました。ENEOSならではの挑戦を後押しする風土のおかげで、自分のアイデアを元に、上司や同僚の力を借りながら一つのプロジェクトを成し遂げたことで、とてもやりがいを感じました。

その取り組みで苦労した点を教えてください。

最も苦労したのは、このシステムをより多くの社員に使ってもらえるようにすることでした。同じ部署だけではなく、製油所や販売部門担当者一人ひとりの懸念点を丁寧にヒアリングし、システムや運用を改善することで、少しずつ理解を得られました。現在も、皆がより使いやすいシステムにするために、意見を取り入れながら改善を重ねています。当初は物流部だけを対象に進めたプロジェクトでしたが、結果的には全製油所にも使っていただくことができ、5部署が参加するイベントにてこの取り組みについて発表する機会をいただきました。上司や同僚が何度も練習や資料添削に付き合ってくれたおかげで、発表は大成功。その日の打ち上げは、入社以来一番楽しい時間になりました。これをきっかけに、物流部内のDXへの意識が大きく改善されました。DXへの抵抗が下がり、業務改善への意欲も高まり、物流部として他の業務にも積極的にDXを取り入れていこうと動き出しています。

今の仕事において、目標としていることや達成したいことを教えてください。

当社の魅力の一つは、異動が多くさまざまな業務を経験できることです。私が所属する供給部門には、国内の物流だけでなく、原油や石油製品を海外から調達する部署、現在の供給計画や未来のサプライチェーン最適化を検討立案する部署があります。私は、マレーシアへの留学経験もあるため、その時の学びを活かして、輸出入やそれに伴う交渉業務も経験してみたいです。また、現在取り組んでいるDXの知識を活かして、業務効率化だけでなくENEOSの収益に直結するような石油製品のサプライチェーン最適化検討にも携わりたいです。ENEOSでやってみたいことがたくさんあり、果敢にチャレンジしていきたいと思っています。

一日のスケジュール

8:30 子どもを保育園に送る。
9:15 フレックス出社
メールチェック・ToDoリストの確認。
10:00 資料作成
部内ミーティングに向けて、データ収集・分析を実施し、資料を作成。
12:00 丸の内で先輩とランチ
仲良しの先輩と美味しいごはんを食べながらおしゃべりすることでリフレッシュ!
13:00 ミーティング
チーム内でプロジェクトの進捗状況を共有し、ディスカッション。
14:00 情報交換
社内外の関係者とプロジェクトの進捗状況等を情報交換。
16:00 議事録作成
記憶がフレッシュなうちに当日の会議内容を議事録にまとめる。
18:00 退社
この日の子どものお迎えは夫に任せて、同僚と食事会。情報交換しつつ、また仕事をがんばろうと決意。