INTERVIEW

社員インタビュー

自分の強みを活かせる環境で
培ってきたシステム開発の
スキルを活かす。

IT部門

N.T.

  • IT戦略部 データマネジメントグループ
  • 障がい者採用
  • 2023年入社
2023年3月~
2024年3月

IT戦略部デジタル基盤1グループ

2024年4月~
現在

IT戦略部データマネジメントグループ「PowerBI」を使ったレポート作成をはじめ、データ分析業務を担当。

ご自身のこれまでのキャリアを教えてください。

私は大学受験をきっかけに統合失調症を発症しました。卒業後、病気の再発を理由に1社目の企業を退職した後、半年間職業訓練校でJavaプログラミングの学習をして、SES(System Engineering Service)の会社に入社、システム開発に携わりました。しかし、勤務体系が合わずにやむを得ず退職。自身の障がい特性上、睡眠時間が大事だと認識。残業時間が少なくなる配慮をしていただける障がい者採用を目指すことにしたのです。
また、並行してAIを学べる就労移行支援事業所に通所し、中小企業のデータ分析など、無料の外部講座を活用してより実践的なスキルを磨きました。

ENEOSへ転職を決めた理由を教えてください。

候補企業の中で、最も規模が大きかったからです。「データ分析の仕事をしたい」という思いを軸に企業を探していたのですが、同時に中小企業ではまだデータ基盤、データ量が乏しく自身が描いている仕事ができないのではと感じていました。ENEOSのような大企業であれば、データも豊富であり自身のデータ分析者としてのキャリアを伸ばせていけると考えたのです。偶然にも妹の知り合いにENEOSの社員が多く、とても働きやすい会社と聞けたことも、入社の後押しとなりました。また、企業研究をする過程で本気でカーボンニュートラル社会を目指している会社と感じることができ、その中で自分も活躍したいと強く思えたのです。

現在の仕事内容を教えてください。

入社当初は「PowerBI※1」を使ったレポート作成を担当し、1年で10レポート以上を作成。凡例の順番やヒントの表示の仕方の変更など検索しながら要望に対応し、現在でも運用管理を継続して行っています。また、他部署からのQA対応も担当。レポートの作成方法について質問対応では感謝されるだけではなく、普段接点のない他部署とのコミュニケーションの場ともなり、とてもやりがいがありました。最近は「CoMPASS※2」とのIF連携の対応を行っていて、AWSのLambda関数※3やSnowflake※4のTASKの修正などを行っています。エラー対応など、エンジニアリングスキルを活かせる業務があり、とても楽しく取り組んでいます。
※1:Microsoft社が提供しているBIツール。BI(ビジネスインテリジェント)ツールとは、データを簡単に可視化し価値あるものにすることができるツール。
※2:IT基盤である基幹システム。CoMPASSはENEOS内の通称。
※3:サーバレスコンピューティングサービス。Lambdaでは「関数」という単位でプログラムコードを管理し、処理も関数単位で実行する。
※4:企業のデータ活用プロセスをシンプルにするクラウドデータプラットフォーム。

これまでの経験はENEOSでどのように活きていますか。

基礎からJavaの学習をした経験と、システム開発の経験は今のスキルの基盤になっています。「PowerBI」の操作などはUIがとても単純でわかりやすいですが、裏の挙動なども想像できるのはこの時の経験が大きいと思っています。また、一日中エラー解決のために検索をしていた経験も活きています。何かしらのエラーなど問題が起きた時に、GENEOSを活用することで問題を解決する力が身につきました。
障がい面では就労移行支援事業所での期間を経て自分の特性に対する理解が深まり、アサーティブ(自分の考えや意見を率直に表現すること)に伝えることや、自分の障がいを受け入れて無理をしないということを心がけています。

職場の雰囲気やメンバーとの関わり方について教えてください。

テレワーク中心のため、チームメンバーとは基本的にチャットでのコミュニケーションになります。また、週に一回データマネジメントグループのミーティングがあり、それとは別に週に一回プラットフォームチームでのミーティングがあります。グループメンバーとは3カ月に一回ほどのペースで、飲み会も開催しています。グループ内のメンバーは仲が良く、それぞれが夢を語るなどポジティブな話が多く、とても楽しい場です。
社内の風通しはとてもよく、業務に関するフィードバックも、修正事項と修正理由などを理路整然と教えていただけますし、残業時間が長くならないように気を配っていただいています。1カ月の残業時間が10時間を超えたことはなく、余裕をもって働けるため、とても働きやすい環境だと実感しています。

障がいのある求職者へメッセージをお願いします。

私自身、障がいを持っており、とても生きづらくて、辛いことが多かった時期もありました。自分が働ける会社はないのではないかと思ったこともあります。でも、ENEOSでは自分の強みを活かしてくれるチームメンバーに恵まれました。苦手なことでは迷惑をかけてしまうこともありますが、周囲の方々の温かいサポートのおかげで、伸び伸びと、やりがいを感じて業務に取り組んでいます。自分の強みを活かせる環境や素晴らしい仲間がENEOSにはいます。さまざまな障がいを持っている方がいらっしゃると思いますが、努力して本当に良かったと感じる日が必ず来ます。ご縁がありましたら、ご一緒に働ける日を楽しみにお待ちしています。

一日のスケジュール

9:00 業務開始(出社の必要にないときはテレワーク)。一日のスケジュールを確認してアラームをセット。
9:30 メール、チャットを確認して返信。
10:00 AWS「IAMポリシー」の修正案を検討。
11:00 考えられるエラーが起こらないように先に検証しておく。
12:00 昼食。
13:00 Lambda関数の修正に取り掛かる。
15:00 UpdateとInsertがどちらも機能するのか検証。
17:30 就業月報記載。業務終了。