INTERVIEW

社員インタビュー

エネルギー自由化は大きなチャンス。
事業計画を立案し、
電気事業を推進する。

ENEOS Power

R.K.

  • RPC企画部 RPC総括グループ
  • 政治経済学部卒業
  • 新卒採用2014年入社
2014年4月~
2017年3月

北海道支店 業務グループ配属カード施策などを通じた燃料販促業務やPOSシステムの入れ替えに伴う調整業務を担当。

2017年4月~
2019年3月

グループ外出向(電力広域的運営推進機関)電力小売自由化の制度等に係る審議会の運営に参加。機関の年次計画策定、国内の需給バランス・電気の質に関する報告書作成など。

2019年4月~
2020年3月

電気事業部 電気業務グループ第二次中期経営計画・予算の策定および実行管理、電気の卸取引を通じた需給バランス調整などを経験。

2020年4月~
現在

RPC企画部 RPC総括グループ電気事業に係る予算の策定および実行管理、カンパニー全体の予算等取りまとめなど。

入社動機と入社後のキャリアを教えてください。

学生時代、学園祭のスタッフとして裏方仕事に徹していた経験から、生活や産業を根底から下支えする「裏方」であるエネルギー・素材業界を中心に就職活動を行いました。ENEOSを志望したのは、日本有数のアジアを代表するエネルギー・素材企業であり、規模の大きな仕事ができると考えたためです。内定後すぐにSSでアルバイトをはじめ、石油小売販売の醍醐味を感じたことから、石油小売部門を希望していました。その希望通り、最初の配属は北海道支店の業務グループ。当社の重要な収益の柱である燃料油販売を推進する部署です。ガソリンはどの会社で購入しても差異はありません。そのためSSのスタッフやサービスの質が差別化につながります。ここではカード施策を通してSSの販売促進に力をいれました。
入社4年目から約2年間は、日本の電気事業の広域的運営を推進する電力広域的運営推進機関に出向しました。ここでは電気ビジネスの全体像や電力自由化の制度面、電気事業を推進する他社の取り組みなどを学びました。その経験は、その後、電気事業部で第二次中期経営計画を立案する際の大きなバックボーンとなりました。

現在の仕事内容を教えてください。

私の所属するリソーシズ&パワーカンパニーは、石油を除いた電気・ガス・石炭等の商材について、その調達から販売までを担う部署です。その中で私は、主に電気事業の予算策定・実行管理に取り組んでいます。予算策定に際しては、販売部門による事業環境分析に基づいて年度の販売件数や売価の見通しについて議論を重ね、目指すべき販売数量・売上を決定します。また販売に用いる電気をどう調達するか、発電部門と協議し、発電量が不足する場合には市場等からの購入を考慮します。このように予算や事業計画は一人で策定できるものではなく、さまざまな部門の社員と議論を重ね、調整のうえで決定します。そうして完成した予算計画、事業計画をまとめ、社内各所に対して説明していくのが私の仕事です。机上の計算ではなく、需給バランスや市場の動向を見ながら、現実に即した計画を組み立て、必要な施策を講じることが求められます。

仕事を通して感じる面白さと難しさを教えてください。

電気の市場価格は、燃料価格だけでなく季節や曜日、時間帯によっても大きく変動します。また、電力小売り自由化から日が浅く流動性も高くないため、時には予想外の値動きを示すこともあります。お客さまの需要も、気温が1℃変わるだけで思いがけない動きをすることがあり、目が離せません。また電力小売りに関わる諸制度も、国を中心に日々議論が重ねられています。このように目まぐるしく動き続ける環境の中で、自社の置かれた状況を正しく把握し、電気事業を当社の次なる柱とするための戦略を考えることは、とても難しいですが、それ以上に大きなやりがいがあります。
電力小売自由化に関する制度設計の根本には、経済学や社会学的な視点だけではなく、電気工学的な視点も複雑に絡んでいます。制度の根本を理解しないと、変更が生じた場合も、そこにどんな意図があり、どのような影響を及ぼすのかを予測することができません。制度設計に関する理解は事業収支に関わる大きな問題です。そのため、専門知識が必要な問題に関して、自力で調べても理解が難しい場合は、出向先で築いた人脈を活用し、専門知識に詳しい人に質問し、教えていただくことも多いです。事業に関することは、学生時代のバックグラウンドから離れた分野についても、極力理解するよう心がけ、日々知識のバージョンアップに努めています。

将来の目標、ビジョンを教えてください。

電力自由化は、2000年3月、大規模な工場やデパート、オフィスビルなどの「特別高圧」から始まりましたが、大きなインパクトになったのは2016年4月の全面自由化です。家庭や商店などの「低圧」においても電力会社が選べるようになり、激しい競争の時代に突入しました。ENEOSはこれを大きなチャンスと捉えています。石油需要の減少が予測されるなかで、電気事業は再エネも含めて当社の大きな事業の柱に育っていくはずです。
その意味で電気事業は非常に興味深い分野ですが、今の所属部署では電気だけでなく、ガスや石炭などの商材も取り扱っているため、それらに関しても積極的に携わり、知識を広げていきたいと考えております。また、将来的には電源の開発やアライアンスの検討など、外部とも密接に関わる仕事に携わりと考えており、そのためにもENEOSの一員として恥ずかしくない知識・スキルを身につけられるよう精進していきたいです。

一日のスケジュール

9:00 出社
他部署からの問合せ対応など。
10:30 事務処理
翌日のマーケット価格確認・影響試算。
10:45 事務処理
前月の売上・コストの実績を集計。
12:00 昼食
社員食堂でランチ。
13:30 打合せ
発電・販売部門との打合せで前月の事業環境を確認。
14:30 グループミーティング
業務進捗の共有と今後の進め方の相談。
15:30 事務処理
採算等に関する説明資料作成。
19:00 翌日の準備
TODOリスト作成。
19:10 退社