INTERVIEW
社員インタビュー

前職で培った知見を発揮して、
エネルギートランジションの筆頭、
「LNG」を海外から調達する。

ガス・化学品
Y.K.
- ガス事業部 LNG調達グループ
- 経験者採用 2024年入社
現在
ガス事業部 LNG調達グループ海外からのLNG調達を担当。
前職の仕事内容とENEOSへ転職を決めた理由を教えてください。
前職では、海外石炭の調達・販売、海外炭鉱への投資の実務を担当していました。転職を意識したのは、自身のキャリアにおいて石炭以外の主用燃料にも携わりたいと考えたためです。そうした中、エネルギートランジションの筆頭であるLNGの調達業務が担当できる企業を模索し始めました。また、自身の英語力が活用できる企業での就業を希望、ENEOSではこれらの希望を叶えるチャンスが十分にあると感じ、入社を決意しました。採用試験当時の面接官である現在の上司の人柄にも惹かれ、このチームで働きたいと感じたことを鮮明に覚えています。

現在の仕事内容を教えてください。
所属するガス事業部では、上流ガス事業への投資管理、LNGの調達、気化したガスのエンドユーザー等への供給まで一気通貫したビジネスを展開しています。中でも、所属するLNG調達グループは、海外からLNGを調達するハブとなっています。取引先との面談や交渉業務のほとんどは英語を使用しており、専門性が求められる一方で、自身の成長に大きく繋がると感じています。
自身が主担当として取り組む業務は、既存長期契約に基づく海外からのLNG調達、LNGサプライヤーとの供給時期や数量等の調整、自社LNG基地での消費動向や在庫の管理確認、自社LNG基地の在庫変動に合わせたLNGカーゴの調達と販売、世界的な市況及び需給分析と社内共有、LNG供給者、金融機関、トレーダー等との面談ほか、潜在的な取引先(LNG供給者及び需要家)の発掘、国内・海外出張による現地ネットワークの構築等、多岐にわたっています。

現在の仕事に前職までのキャリアはどのように活きているかを教えてください。
社会人になって以来、国内外向けの営業や、海外からの燃料調達業務に従事してきたため、対人での折衝能力や語学能力、とりわけ前職での調達業務による知見等は現在の業務にもダイレクトに活用できています。具体的には、海外の顧客と面談や取引をする際の言語の壁は前職までのキャリアで一定程度克服できており、特に英語の契約書を読み込む調達業務や協議を行うスタイルにも高い親和性がありました。
また、ENEOSは組織の規模が大きく、案件を進める際の関係者が多岐にわたる特徴があります。これまでも、比較的大きな企業に所属していたため、複数の部署やメンバーをまとめた経験も非常に役立っていると実感しています。

入社して感じたENEOSの社風や強みを教えてください。
一つ目は、多様性です。国内燃料油に代表されるエネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業、機能材事業、電気・都市ガス事業、再生可能エネルギー事業等、ENEOSホールディングスでは社会を支える重要なミッションを多く取り扱います。さらに、各職場には、国籍や性別にとらわれない多様なチームが存在し、日々のビジネスのさまざまな場面で多様なカルチャーからくるアイデアの多さや対応力を感じています。
二つ目は、これまでの実績に伴う社会的信用度の大きさがあります。日本国内でENEOSの名前を聞いたことがない方は恐らく少ないと思われます。これは海外のビジネスパートナーと仕事をする際も同様で、日本を長く支えてきた実績を評価されることが非常に多く、担当としても仕事の進めやすさを感じる場面が少なくありません。一方で、社会的な評価と期待に応え続けることの重要性も感じており、日々研鑽に努めるよう心がけています。

入社直後、会社や所属部署による支援で印象に残っていることを教えてください。
チームの直属の先輩から、公私にわたるさまざまなサポートを受けています。先輩も私と同様にキャリアで入社された方なのですが、仕事の面では素晴らしいLNGのプロフェッショナルであり、基本的な商習慣や応用的な対応方法等、学びの日々を過ごしています。プライベートにおいては、ゴルフの師匠という側面も持ち合わされています。
会社の制度としては、定期的なビジネス関連の研修や、キャリア入社社員を対象とした懇親会を兼ねた研修もあり、支援制度は非常に充実しています。また、ENEOSにはさまざまな業界から転職された魅力的な方々がたくさんいます。今後、入社されたみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

印象に残っている仕事について教えてください。
一人で訪問したシンガポール出張が強く印象に残っています。シンガポールは、LNG関連のトレーダー・サプライヤー・情報機関・金融機関等が比較的近距離に密集する重要なビジネス拠点。ネットワーキングや各種交渉のために、入社後間もなく一人で訪問させていただいたことに責任感と会社からの信頼を感じ、非常に有意義な仕事となりました。
海外出張に限らず、海外のパートナーと仕事をする際には、特定の地域を除けばほとんどが英語ベースになると思います。日本語では伝えられたはずのことも、上手く表現できずに戸惑うことも日常茶飯事です。一方で、「伝えたい」という気持ちがあれば、問題なく仕事ができるという点もまた事実で、業務を通じてこのような視点に立ち返ることができたことは、非常にありがたく、今後もその姿勢を堅持して取り組みたいと考えています。

将来の目標、ビジョンを教えてください。
個人としては、LNGの専門的な知識や特有の商習慣を早期に習得し、障壁なく各ビジネスパートナーとやり取りができるレベルまで能力を向上させる点を、当面の目標としています。これらを達成した上で、後輩等への知識の共有にも注力し、所属するチームのビルドアップにも貢献したいと考えています。現在の事業において、LNG調達業務は非常に重要なポジションであると自負しており、たとえば我々担当が調達を失敗すれば、当社が保有するLNG基地や、ガス供給等にも支障が出かねません。その点を常に意識し、個人とチームの成長を並行して達成していければと考えています。
一日のスケジュール
9:00 | 出社 メールチェック、海外取引先との配船調整等を対応。 |
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10:00 | 面談 国内外取引先との情報交換等。 |
11:00 | 会議 市況や調達カーゴ情報のアップデート等。 |
12:00 | ランチ |
13:00 | 面談 国内外取引先との情報交換等。 |
14:00 | チーム内会議 対応案件の方針整理等。 |
15:00 | 手持ち業務対応 |
17:00 | 各種資料作成等 |
18:00 | 退社後、会食(国内外取引先) |
20:30 | 帰宅 |