INTERVIEW

社員インタビュー

再生エネルギー由来の商品提案や、
分散型エネルギー社会を
見据えたサービス開発で、
脱炭素化への取り組みを後押しする。

ENEOS Power(電気事業)

Y.M.

  • ENEOS Power(株) 販売部 販売企画グループ
  • 経験者採用 2019年入社
2019年10月~
2022年3月

電気ガス販売部

2019年10月~
2022年3月

電気ガス販売部 広域電気販売2グループ

2022年4月~
2023年3月

関西支店NEXTグループ

2023年4月~
2024年3月

電気ガス販売部 販売企画グループ

2024年4月~
現在

ENEOS Power 販売部 販売企画グループ電力小売および都市ガス販売事業における事業戦略や販売計画の策定、および商品・サービスの開発を担当。

前職の仕事内容と転職を考えた背景を教えてください。

大学卒業後、大手電力会社に入社し、約10年間勤務しました。電気料金メニュー等の企画・開発業務や、電力・ガス小売全面自由化を見据えた営業戦略策定業務に従事。その他、ガス小売事業拡大検討やグループ会社における新電力事業の立ち上げ等を経験しました。仕事は充実していた一方で、東日本大震災や電力・ガス小売全面自由化といった環境変化を前線で経験していく中で、エネルギー資源の多くを輸入に頼る日本が今後も持続的かつ安定的にエネルギー供給を実現するために事業者はどうあるべきか、また、私たちの子や孫の世代に対して真にサステナブルな生活を残していくためにはどういった価値を提供していくべきか、といったことを真剣に考えるようになりました。
また、グループ会社に出向し、新電力事業の立ち上げに従事した際、幅広いタスクをこなしながら、ゼロからイチのビジネスを生み出すことの困難や達成感を経験したことで、裁量をもって新たな社会課題解決や未経験の領域に挑戦できる環境へのポジションチェンジを意識したのです。

ENEOSへ転職を決めた理由を教えてください。

転職活動を進め、業界動向を調べていく中で、ENEOSグループが、比較的早い段階から水素や合成燃料といった次世代燃料や、再生可能エネルギー領域への取り組みを強化し、新しい切り口で社会課題の解決にアプローチしていること、また、石油需要の減退を見据え、電気・ガス事業を新たな成長の柱にすべく取り組みを強化していることを知りました。自身が電力業界で培った知識・経験を活かして、社会やお客さまへの新たな価値提供に繋げたいと思い、入社することを決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

販売部は、電力・ガスの販売を所管しておりENEOS Powerの売上や利益の大部分を占める重要な部門です。私が所属している販売企画グループは、電力小売および都市ガス販売事業における事業戦略や販売計画の策定および商品・サービスの開発を担っており、その中で私は新サービス領域を担当しています。昨今、法人のお客さまを中心にGHG排出量の削減を目的とした再生可能エネルギーの導入ニーズが急速に高まっています。こうしたニーズにお応えすべく、再エネ電力メニューの開発やコーポレートPPA(需要家が発電事業者と直接契約し、長期にわたって再生可能エネルギーの供給を受ける仕組み)といったサービスの開発を行っています。開発担当として実際に提案も行いながら、お客さまからいただいたご意見を商品設計に反映し、お客さまのニーズに見合った電源の手配から見積提案まで一気通貫で対応しています。
また、EVの普及拡大を見据えた電気料金メニューやサービスの開発にも従事しています。お客さまのライフスタイルや住環境、想定される充電行動を統計的に分析し、できるだけ多くのお客さまのニーズに合致した商品がご提供できるよう開発に努めています。一方、EVは最適エネルギーマネジメントを駆使した分散型エネルギーリソースとしての役割も期待されており、我々としてはこれをビジネス機会と捉え社会実装に向けて様々な検討を重ねています。

入社して感じたENEOSの社風や強みを教えてください。

事業面における強みは、何といっても基盤事業を中心とした多角経営にあると思います。業界トップシェアを誇る燃料油をはじめ、金属、資源開発、機能材、潤滑油、再エネ、電気・ガス等、幅広く事業を手掛けている点です。エネルギー領域を中心に多種多様な商品ラインナップや商流を有していることは他社には真似できない、ENEOSグループが誇る強みだと感じています。
また、組織風土面において強みに感じる点として、キャリア採用者に対してオープンな会社であるという点が挙げられます。石油業界は歴史的に合併を繰り返してきたこともありプロパー社員であっても出身母体が異なるケースが多く、大企業でありながら、人の入れ替わりに対して抵抗が少ない会社組織だと感じています。見落としがちですが、転職先の企業を選ぶ上で重要なポイントだと思います。

将来の目標、ビジョンを教えてください。

まずは、再生可能エネルギー由来の商品に関する販売拡大を進めていきたいです。気候変動対策の一環として、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みは今後、一層強化されていくと考えています。我々としては、法人のお客様を中心にニーズが顕在化している事を好機と捉え、再エネメニューやコーポレートPPAの販売強化を通じて、お客さまの消費電力の脱炭素化への取り組みを後押しするとともに、当社が販売する電気に占める非化石電源比率の向上にも努めたいと思います。
並行して分散型電源の普及を見据えたサービス開発にも取り組んでいきます。現在、EVや蓄電池といった分散型エネルギーリソースの普及拡大を見据えた制度設計に関する議論が行われていますが、それら動向を注視するとともに、検討結果を踏まえながらサービスを展開できるよう準備を進めています。この領域は、国内電力システムの脱炭素化、効率化、安定化を目指していく上で重要な取り組みとなるため、多くのお客さまにご利用いただく事を目指して、社会実装することにこだわっていきたいと考えています。

一日のスケジュール

9:00 出社
メールチェック、当日のスケジュール確認、ToDo整理。
10:00 デスクワーク
新メニューや新サービスの仕様設計および企画内容の検討。
12:00 昼食
13:00 ミーティング
関係グループを交え、商品開発の詳細について議論。
14:00 企画提案作業
商品のプロモーションや企画検討内容について上申。
15:00 外出
社外パートナーとの打ち合わせ、お客さまとの商談。
17:00 帰社
翌日以降の説明資料の作成やスケジュールの確認。
18:00 退社