WORK STYLE制度利用者の声

ENEOSは「高いモチベーションを持って、いきいきと働くことができる環境を整え、従業員が高い生産性を発揮できるようにする」ことを目的に、多様な働き方をサポートする制度を整えています。実際に社員がどのように制度を利用しているのか、3人の制度利用経験者に聞いてみました。

  • 産休・育休を3度取得
    大岩 裕美
    OHIWA HIROMI
    新規事業デザイン部 ライフサポートグループ
    担当マネージャー
    経営学部卒業
    1999年入社
    ※会社名・組織名・所属名・インタビュー内容等は取材当時のもの
  • 第2子誕生時に育休を取得
    本田 秀俊
    HONDA HIDETOSHI
    供給計画部 供給最適化グループ
    工学部卒業
    2009年入社
    ※会社名・組織名・所属名・インタビュー内容等は取材当時のもの
  • 一度退職し、制度を利用して復職
    野澤 由佳
    NOZAWA YUKA
    海外事業企画部 海外事業総括グループ
    文学部卒業
    2013年入社
    ※会社名・組織名・所属名・インタビュー内容等は取材当時のもの

SECTION 01もはや当たり前の
育児支援制度

野澤
仕事とプライベートの両立を図る制度と聞いてまず思いつくのが産休・育休制度です。大岩さんは3児のお母さんですから、当然利用者されていますよね。
大岩
はい。入社5年目に第1子出産のために産前産後休暇と1年間の育児休業を利用しました。その後も7年目、11年目と合計3度利用しています。産休・育休を取ることはもはや当たり前の光景になりましたね。
野澤
以前はそうでもなかったそうですね。かつては結婚退社、出産退社が暗黙の了解とされていた業界もあったと聞いたことがあります。
大岩
私が新入社員の頃は、制度はあっても気軽に活用できない社会風潮でした。結婚を機に退社を余儀なくされた人が少なくない時代でしたから、私が第1子を出産したときも、もしかすると批判的な目で見ていた人がいたかもしれません。その意味では、やはりこの10年ほどで大きく意識が変わったと感じます。今では男性で育児休業を取得する人も増えてきました。本田さんもそのひとりですよね?
本田
第2子が誕生したとき、初めて2週間の育休を取得しました。第1子のときは、まだ男性の育休という習慣がなかったので、育休なんて考えもしませんでしたが、2016年に第2子が生まれたときは、職場の人たちが「育休取りなよ」と、むしろ後押しされて取得したような感じでしたね。周囲が快くバックアップしてくれたこともあり、育休前の引継ぎや育休後の復帰もスムーズに行えました。実際に利用してみると、実に気軽に取得できると感じています。
野澤
育児休業中はどうやって過ごされていたのですか。
本田
生まれたばかりの子はもちろん、上の子も精神的に戸惑いを感じる時期なので、その世話に奔走していましたね。第3子のときは里帰り出産だったので、幼稚園に通う長女としばらく二人暮らしを経験しました。育休に加えて、時短勤務(短時間勤務)も利用し、16時に終業して17時にお迎えに行くという生活でした。
大岩
時短は助かりますね。私も子どもが保育所に通い始めた当初は、時短を利用して早くお迎えに行きました。子どもが保育所に慣れるまでというより、自分自身「早く迎えに行ってあげたい」という気持ちが強かったので、この制度にはとても助けられました。まあ、3子目となると保育所への信頼も生まれていたこともあり、普通にフルタイム勤務でしたけど。
野澤
お子さんが小さい間は、急な発熱などで休まなくてはいけないこともあるでしょうし、すぐお迎えに行かなくてはいけないときもあります。
大岩
幸いなことに途中からは看護休暇制度ができたので、うまく活用させてもらいました。復職直後は付与される年次休暇も少なく、休暇の残数を心配する日々でしたので、子どもがひとりの場合は年5日、二人以上の場合は年10日まで利用できる看護休暇は本当にありがたかったですね。

SECTION 02ライフスタイルに応じて
働き方を選ぶ

本田
野澤さんはどんな制度を利用されたのですか?
野澤
2017年に配偶者転勤同行休職(退職)制度を利用しました。これは、配偶者に国内外の転勤が発生し、その同行を希望する社員が休職または退職しても再雇用を申請できる制度です。主人の海外赴任が決まったのは、実は入籍間近のタイミングで私にとって寝耳に水のできごとでした。帯同するかとても悩み、迷いました。
大岩
日本に残って単身赴任という選択肢もあったでしょうが、新婚早々に別居というのも寂しいですものね。
野澤
最後は海外生活も人生の良い経験になればと思い退社を決意したのですが、そのとき当時の上司からこの制度へのエントリーを勧めていただきました。ようやく仕事を覚え、これからという時だったので、帰国後にそれまでに重ねたキャリアを継続できるこの制度はとてもありがたかったです。2017年10月に退職し、2年半シンガポールでの生活を楽しんでから2020年に再入社しました。
本田
復職する際はどのような手続きが必要でしたか?
野澤
思っていた以上にあっけなくて、履歴書を書いて人事部で面接を受けたらすぐに部署が決まりました。退職前は大阪第一支店勤務でしたが、主人の勤務先が東京だったことと、以前から企画系の業務を希望していたことから、現在の海外事業企画部への配属となりました。
大岩
再入社して、戸惑いはありませんでしたか?
野澤
退職前とは全く異なる業務で、初めての本社勤務でもあったため不安もありましたが、グループの皆さんが、業務についても、本社での仕事の仕方についても丁寧に教えてくださり、スムーズに業務につくことができました。何より、石油ビジネスに関する基礎知識があったという点が大きいですね。復帰当初から、大きな会議の運営や部内の経理関係等、責任のある仕事をいただき、今はやりがいをもって働いています。
本田
人生の選択は人それぞれですが、キャリアをあきらめない選択肢があるということが重要ですね。時短勤務もそうですが、その時々のライフスタイルに応じて働き方を選べる制度が用意されていることは大きな安心材料です。

SECTION 03重要なのは
制度を利用する仕組みと
企業文化

大岩
社外ステップアップ研修も制度に入るのかな。これはキャリアップをめざす女性が月に1回集まってさまざまな話し合いを行うものですが、私も1年間参加して、大きな刺激を受けました。ロールモデル講演やディスカッションもあり、異なる会社で働く女性同士の社外ネットワークもできて、とても良い経験でした。みなさんは他に何か利用した制度はありますか?
本田
そういえばフレックス制度がありました。当たり前のように使っていて忘れてしまいがちですが、コアタイムのないフレックスタイム制度は完全に定着していますよね。
野澤
確かに! 通院などで「午後からフレックス取ります」と、気軽に利用していますね。
大岩
一応事前申請するという決まりがあったような気がしますが、運用はもっと柔軟ですね。上司にメールしておけばOK。
本田
当日子どもが怪我をしたとか、役所に行く用事ができたとか、いろいろな場面でフレックスを利用しています。
大岩
私は、友人と食事、という理由でも使いますね。もちろん周囲に迷惑をかけないことが前提ですが。
野澤
その点は大丈夫でしょう。カレンダーでスケジュールを共有していますから、誰かがフレックスを利用してもフレキシブルにバックアップできる体制になっています。
大岩
制度があるということも大事ですが、それを活用しやすい仕組みや企業風土があることが重要なのでしょうね。ENEOSの場合、フレックスを使う習慣やお互いにバックアップしあう仕組みが根づいていますし、休暇利用の促進や残業の抑制などを強く会社が推奨していることもあって、自分のペースで働ける企業風土があると感じます。
本田
休暇取得については、グループメンバーの休暇取得実績・予定を管理するファイルがあり、定期的にグループ内で確認して、全員でバックアップをしっかりした上で積極的に休暇を取ろうという雰囲気がありますね。私もここ数年は付与休暇の完全取得を実現しています。
野澤
私も今後、妊娠・出産等のライフイベントが起きた場合には、各種制度を積極的に利用したいと考えていますが、みなさんは今後利用したい制度や、あったらいいなと思う制度はありますか?
大岩
利用したいわけではないですが、親の介護が必要になったら介護休暇は活用します。介護を理由に会社を退職する気はないです。また現在は関西に家族を残して単身赴任しており、頻繁に帰省しているので、帰省旅費制度をさらに充実していただけると嬉しいですね。
本田
私はテレワークを今後も続けたいですね。子どもの習い事の送り迎えの間に赤ちゃんの面倒を見るなど、少しの時間なら中抜けで対応できるので、家族からはとても感謝されています。
野澤
私は女性のキャリアパスについて考える機会をもっと増やしてほしいです。いろいろな働き方ができる制度や企業文化があるのですから、参考にできるロールモデルがあればさらに選択肢が増えると思います。

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