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第54回 日化協技術賞 【環境技術賞】受賞「再生可能エネルギー固定化を目指した新規電解技術の開発」

当社は、このたび、2022年5月27日に、一般社団法人日本化学工業協会(以下、「日化協」)より、第54回日化協技術賞【環境技術賞】を受賞いたしました。
日化協技術賞は社会全体の発展や環境の改善に大きく寄与した革新的で優れた科学技術や製品の創出を表彰する制度であり、【総合賞】、【技術特別賞】、【環境技術賞】の3つがあります。【環境技術賞】は、独創的技術あるいは改良技術で、環境負荷低減に対して著しい効果があり、科学技術の進歩に寄与したものに贈られる賞であり、今回受賞対象となった技術は「再生可能エネルギー固定化を目指した新規電解技術の開発」です。
当社では、「再生可能エネルギー固定化を目指した新規電解技術」として、再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)由来の電力とトルエンから水素キャリアである MCH(メチルシクロヘキサン)を一段で合成する新規な電解技術(Direct MCH®)を開発しています。この技術により、再エネ由来の安価な水素をエネルギー需要地に大量に供給することが可能となります。
今後も当社では、脱炭素・循環型社会の実現に向けて、本技術によるグリーン水素サプライチェーン構築に向けた開発に取り組んでまいります。

写真:第54回日化協技術賞 環境技術賞受賞者(左から、高野 香織、松岡 孝司、佐藤 康司、木戸口 聡)

キーワード

  • 再生可能エネルギー Renewable Energy
  • 有機ハイドライド Organic Chemical Hydride
  • 水素キャリア Hydrogen Carrier
  • 電気化学 Electrochemistry
  • 電解 Electrolysis

関連論文

参考

  1. 1.日化協プレスリリース「日化協3賞(安全表彰、技術賞、RC賞)の受賞者決定」
  2. 2.当社プレスリリース『低コスト型有機ハイドライド製法(Direct MCH®)による豪州産CO2フリー水素サプライチェーン実証の規模拡大に成功しました!~再生可能エネルギー由来の水素を燃料電池自動車に充填~』(2021年11月2日)