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「波紋President Choice」を受賞 -中性子イメージングによる玉軸受内グリースの流動状態観察-

当社の研究論文「中性子イメージングによる玉軸受内グリースの流動状態観察」(波紋第31巻,162-165)が、日本中性子科学会の「波紋President Choice」を受賞しました。この賞は同学会の機関誌『波紋』に掲載された中から、2年ごとに同学会会長が選定するもので、当社として初の受賞です。10月26日、日本中性子科学会第22回年会(10月26日~28日、幕張メッセ)において授賞式が開催されました。
受賞対象の研究は、最先端の高度研究施設「J-PARC」(大強度陽子加速器研究施設:Japan Proton Accelerator Research Complex)の物質・生命科学実験施設においてエネルギー分析型中性子イメージング装置「RADEN」を用いた実験によるものであり、金属製の軸受内部に封入されたグリースは、本来直接見ることはできませんが、今回、中性子イメージングにより可視化することで、軸受内部でグリースが流動する様子の解析が可能となりました。当社は、本手法の活用を通じて、さらなる高性能グリースの開発に繋げていきます。

日本中性子科学会HP:学会誌「波紋」

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