ＥＮＥＯＳ株式会社（以下「ＥＮＥＯＳ」）は、Stanford大学およびUC Berkeley大学の学生によって構成されたインターン生とともに、インターンシッププロジェクトを実施しました。

本プロジェクトは、機械学習や材料化学等に専門性を有するインターン生と共創し、汎用原子レベルシミュレータMatlantis™^※1の機能拡充、ビジネス機会創出、新素材開発の促進に取り組んだものです。ビッグデータ解析に強みを持つVALUENEX INC.社と共同でプロジェクトを実施し、合計で100名を超える応募の中から厳選した結果、6名によるインターン生のチームを構成しました。

2023年6月よりプログラムを開始し、当社社員と定期的にオンラインや対面での議論を行い、共同してプロジェクトを推進しました。インターン生はMatlantisの習得と並行してMatlantisの新規活用方法を自ら提案し、プログラミングによるソフトウェア構築や潜在顧客へのインタビュー実施などを通して、2023年9月の最終報告会までプロダクト作成および事業仮説検証に努めました。本プログラムの成果は、Matlantisの新規機能開発や新規材料探索、海外展開における市場獲得方法として活用される予定です。

当社は中期経営計画に掲げる「経営基盤の強化」のひとつである「DX推進の原動力強化」に向け、今後も世界のデジタル人材との共創により、「明日のあたり前」を創ってまいります。

1. ※1株式会社Preferred Networksと共同開発した、原子スケールで材料の挙動を再現して大規模な材料探索を行うことのできる汎用原子レベルシミュレータ。従来の物理シミュレータに深層学習モデルを組み込むことで、計算スピードを従来の数万倍に高速化するとともに、領域を限定しない様々な物質への適用を可能としている。