ニュースリリース
2018年度
ENEOS横浜綱島水素ステーション、お客様によるセルフ充填開始について
各位
当社(社長:大田 勝幸)は、ENEOS横浜綱島水素ステーション(神奈川県横浜市)において、国内で初めて、お客様自らが燃料電池自動車(FCV)に水素を充填するセルフ方式を10月23日から開始しますので、お知らせいたします。
水素ステーションにおける水素の充填作業は、高圧ガス保安法に基づき、国家資格と一定の経験年数を有した保安監督者のもと、教育・訓練を受けた従業員のみがこれまで許可されていました。
本年5月、水素ステーション運営事業者の要望を受け、水素ステーションにおけるセルフ充填の要件や方法を示した「セルフ充填ガイドライン」が一般財団法人石油エネルギー技術センターにより制定されました。お客様は事業者と水素充填準備作業を行なう契約を結び、かつ安全に関する講習を受講などの要件を満たすことにより、水素を自ら充填するセルフ充填を行うことができるようになりました。
当社は、当社およびグループ会社の社員による一カ月強に亘る検証の結果、水素セルフ充填の安全性・操作性に問題ないことを確認いたしました。
当面はENEOS横浜綱島水素ステーションにおいて、お客様にセルフ充填を経験していただき、セルフ化の効果を検証したうえで、他の水素ステーションへの展開を検討していく予定です。
当社は、現在国内最大となる40カ所の水素ステーションを運営しております。今後もこれまで培ってきた自動車用燃料供給に関わるインフラやノウハウを活用し、国内における効率的な水素サプライチェーンを構築することにより、水素社会の実現に貢献してまいります。
<ENEOS横浜綱島水素ステーションの概要>
1.所在地 神奈川県横浜市港北区綱島東4-3-9
2.運営者 株式会社ENEOS水素サプライ&サービス
3.供給方式 オフサイト方式(圧縮水素を水素トレーラー等で輸送)
4.供給能力 300N㎥/h
5.充填圧力 82MPa
<外観写真>
以上