お知らせ

2020年度

根岸製油所が「いきもの共生事業所」に認証されました

JXTGエネルギー株式会社(社長:大田 勝幸)の根岸製油所(所長:原 敬)は、生物多様性保全への取組みを高く評価され、一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会(以下、ABINC)※1の「いきもの共生事業所」として認証されました。工場版認証としては2015年に取得した知多製造所に続く2工場目となります。

当社は2010年に制定した「JXTGエネルギーグループ生物多様性ガイドライン」に基づいた生物多様性保全に取組んでおります。

今回認証を取得した根岸製油所は1964年操業当時から環境保全に配慮し、住宅地に面した北側に6万m2(東京ドームのおよそ1.3倍)の緑地帯(グリーンベルト)を設けており、高木・低木層からなる樹林帯、草木層および3つの池で構成されています。

本緑地帯は、近隣の横浜市根岸森林公園(約18万m2)や三渓園(約18万m2)などの広大な緑地でつながる生態系ネットワークのひとつになっており、170種類ほどの多様な「いきもの」が確認される豊かな緑地帯となっています。

本緑地帯は、所員による「いきもの」観察会や憩いの場として、また地域の皆様や一般の方々をお招きする工場見学会などで、楽しみながら生物多様性のめぐみや大切さを感じていただける「工場の中の里山づくり」を目指して樹林の間伐、木道の補修や池の清掃などの整備を行ってきた結果、「いきもの共生事業所」に認証されました。

除草のため放牧中の山羊に餌をあげる工場見学会の参加者

根岸製油所は、今後も所員が地域で開催される自然観察会に参加するなど、所外にも活動範囲を広げ知見を深めるとともに、緑地帯を活用して生物多様性の保全をさらに推進してまいります。

※1 一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会 ABINC(Association for Business Innovation in harmony with Nature and Community)は、いきものと人が共生できるしくみの「創造」、科学的・技術的な「検証」、「事業化」の推進を目的とする団体。
ABINC認証制度は、自然と人との共生を企業活動において促進することを目的に作られた制度。企業における生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用などの取り組みを第三者評価・認証するもの。