ニュースリリース
2024年度
2025年1月 6日
新年にあたってのマネジメントメッセージ(要旨)について
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
当社は、本日、新年にあたり、社長 山口 敦治が社員に向けてメッセージを発信しましたので、要旨を下記の通り、お知らせいたします。
記
1.当社を取り巻く環境と長期ビジョン
私たちを取り巻く環境は、この1年で更に大きく変化しました。
混迷を極めるウクライナ情勢やイスラエル問題に加え、アメリカではトランプ前大統領が大統領に返り咲くなど、世界の不透明感が高まっています。
社会経済情勢に関しても、世界的な物価上昇・米中関係の緊張感の高まりなどにより、世界経済は下振れリスクが懸念され、日本においては、10月に実施された衆議院選挙では自民公明による連立与党が過半数を維持することができなかったなど政治に関する不安定さも顕在化しています。
カーボンニュートラルについては、国際協調はやや後退しており、今後はさらに不確実性が高まると思われますが、ENEOSグループ長期ビジョンに掲げるとおり、『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立に向け、ENEOSにおいても着実に歩みを進めていく必要があることに変わりはありません。
2.第3次中期経営計画
皆さんにおかれては、第3次中計の発表以降、『確かな収益の礎の確立』、『エネルギートランジション実現に向けた取組みの加速』そして『経営基盤の強化』という基本方針に基づき、日々、業務に精励いただいています。
第3次中計の基本方針の一つ『確かな収益の礎の確立』に基づく取り組みとして、製油所トラブル改善、ビジネスプロセス改革や国内白油マージン拡大による一定の損益改善効果は出ているので、継続して更なる高みを目指し、内需減退による厳しい環境にも対応できるようにしていきます。一方、環境価値が様々な形で認識され、リターンの期待できる投資機会が生まれています。
かかる状況を踏まえ、基盤事業へも投資をして確かな収益の礎として磨いていきます。また、エネルギートランジションについても『やる意義』を明確にした上で、投資により収益化するための具体的な案件に着手し、長期ビジョンに向けて2030年、2035年へつなげていきます。
これらを、グループ一丸となって取り組むために必要なのが、社長就任時にもお伝えしたとおり、私の「喫緊の課題」・「最大の使命」である特約店・販売店・SSの皆様、ビジネスパートナー、そして何より従業員の皆さんとの「信頼関係の構築」です。
私は、皆さんが「安心して誇りを持って働ける会社」を作ることを約束しており、安心して働くための3か条」や「安心して働くための定期サーベイ」、「アップワードフィードバック」など様々な取り組みを進めています。
この取り組みを通じて、私は、ENEOSを「人を大切にする会社」にすることを目指していくことに変わりはなく、引き続き私自身も率先垂範します。
『なんで出来ないんだ』ではなく、『どうしたら出来るか』を皆で一緒に考える。『自分たちができないのは、これが悪いか
らだ、あれが悪いからだ』だけでなく、『だからどうする』を皆で考えて前に進む。皆さん一人ひとりがそうしたことを意識し、スモールサクセスを積み重ね、上司・部下もそれを賞賛し合う。
そのようなことが身の回りで起こる、見聞きすることが多くなる会社になるよう、皆さんをつないでいきたいです。
3.最後に
1年後に2025年を振り返った際、「いい年だった」と言えるよう、全員で取り組んでいきましょう。皆さんの日々の尽力が、ご自身やご家族の笑顔を生み出し、ENEOSの将来を作り、そして、社会の発展と活力ある未来づくりに繋がります。そうした思いで、各社・各職場にて業務に精励いただきたいと思います。ともに取り組んでまいりましょう。
以 上