第84回分析化学討論会 若手ポスター賞を受賞


当社研究員が、京都で開催された第84回分析化学討論会(2024年5月18~19日)において、「走査電子誘電率顕微鏡を活用したグリース増ちょう剤の直接観察」と題し、グリース中に含まれる増ちょう剤の新規観察手法についてポスター発表を行い、若手ポスター賞を受賞しました。同賞は、本会で報告した若手研究者約200名のうち、特に優秀な発表を行った20名に贈られるものです。
グリースは、油を保持する増ちょう剤と呼ばれる固体を鉱油等の基油に分散させた半固体状の潤滑剤であり、基油中での増ちょう剤の形状や分散性がグリース性能に大きく影響します。
従来の観察手法ではグリース状態での増ちょう剤の観察は困難でしたが、本研究では国立研究開発法人産業技術総合研究所で開発された走査電子誘電率顕微鏡を利用し、基油と増ちょう剤の誘電率差を可視化することで、高コントラストでの観察を実現しました。
本観察手法により、基油中での増ちょう剤の分散状態を直接可視化・評価することで、グリース性能への影響をより詳細に考察することが可能となりました。
なお、本研究は、国立研究開発法人産業技術総合研究所・小椋俊彦上級主任研究員との共同研究により実施しています。
今後も当社は本技術等を活用し、高性能グリースの開発に貢献してまいります。

第84回分析化学討論会 若手ポスター賞を受賞(右が受賞者)
第84回分析化学討論会 若手ポスター賞を受賞(右が受賞者)