令和6年度全国発明表彰 未来創造発明奨励賞および未来創造発明貢献賞を受賞


公益社団法人発明協会が主催する令和6年度全国発明表彰において、国立大学法人横浜国立大学(以下「横国大」)、デノラ・ペルメレック株式会社(以下「デノラ社」)と当社との三者で共同開発した「耐久性の高い水素キャリアとしての有機ハイドライド製造装置及び製造方法の発明(特許第6758628号)」が未来創造発明奨励賞 ※1 および未来創造発明貢献賞 ※2 を受賞し、2024年7月11日開催の表彰式にて、表彰状とメダルが贈られました。
全国発明表彰は、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的としており、多大な功績を挙げた発明、考案、または意匠、あるいはその優秀性から今後大きな功績を挙げることが期待される発明等が表彰されるものです。
今回受賞した有機ハイドライド電解合成法(Direct MCH® ※3 )は、再生可能エネルギー由来の電力を用いた電気化学反応により、水素キャリアとしての有機ハイドライド(メチルシクロヘキサン=MCH)をトルエンから水素を介さずに直接製造する技術です。本技術を用いることで、水電解によって生成された水素を一度タンクに貯蔵し、トルエンと化学反応させる従来の工程が不要となることから、従来法と比べ大幅なコスト削減が可能となり、カーボンニュートラル社会実現への貢献が期待されます。
なお、本発明は、製造効率が短期間で低下する耐久性の問題を解決するもので、実証スケールにまで規模を拡大させることができ、2023年に豪州にて行われたCO2フリー水素サプライチェーン構築に向けた実証の成功にも寄与しています。

  1. ※1未来の社会を創造するにあたり、実施効果を挙げている、または今後大きな実施効果を挙げると期待される発明等のうち、特に優秀と認められる発明等に贈られる。
  2. ※2未来創造発明奨励賞を受賞する発明等が法人におけるものである場合に当該法人の代表者に贈られる。
  3. ※3Direct MCH®はENEOS株式会社の登録商標(登録番号:第6323093号)。
左から、佐藤中央技術研究所長、山口社長、松岡先進技術研究所長、藤原知的財産室副室長
左から、佐藤中央技術研究所長、山口社長、松岡先進技術研究所長、藤原知的財産室副室長
表彰式での記念撮影。左から5人目が横国大・梅原学長、8人目が藤山常務、9人目がデノラ社・大倉社長
表彰式での記念撮影。左から5人目が横国大・梅原学長、8人目が藤山常務、9人目がデノラ社・大倉社長
未来創造発明貢献賞として贈られた表彰状とメダル
未来創造発明貢献賞として贈られた表彰状とメダル