At FirstENEOSが挑む未来

ENEOSが目指すのは「アジアを代表するエネルギー・素材企業グループ」です。
基盤事業である石油・ガス開発や石油精製販売はもちろん、次世代型エネルギーの供給や電材等の素材事業、環境対応型の地域サービスの展開など、デジタル革新や社会のニーズを幅広く捉え、世界の課題を解決する事業を通して、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献していきます。

PROBLEM 01環境問題に挑む

エネルギーと環境問題は切っても切れない関係。
CO₂を削減し、持続可能な社会を実現したい。

エネルギーを使うことは、環境に負荷をかけることに直結します。エネルギーを扱う最大規模の企業だからこそ、私たちENEOSは誰よりも環境に考慮し、環境負荷の低い事業を強化・拡大するなど、低炭素・循環型社会の実現に貢献することを目指します。

事業を通じて達成を目指すSDGsの目標
日本の部門別CO₂排出量のシェア(電気・熱配分前)(2020年度)出展:温室効果ガスインベントリオフィス
世界のエネルギー起源CO₂排出量(2019年)出展:IEA「Greenhouse Gas Emissions from Energy」 2021 EDITION

SOLUTION 01

  • 再生可能エネルギーの活用を
    積極的に推進

    CO₂排出削減に貢献するため、メガソーラー発電事業を積極的に推進しています。仙台メガソーラー発電所での商業運転開始(2013年2月)を皮切りに、現在、全国75ヵ所でメガソーラー発電所が稼働中(※JRE持分を含む)。
    また、バイオマス、水力、風力、地熱といった太陽光以外の再生可能エネルギー発電事業も積極的に推進しており、発電容量合計は約126MW(2021年6月時点)です。

  • 水素自動車の普及を
    強力に後押し

    次世代のエネルギーとして注目されている水素。日本ではモビリティ分野での水素利用が先行しており、政府は燃料電池自動車(FCV)について、2030年までに80万台程度の普及を目標としている中、2022年5月末時点で、水素ステーションは全国に160カ所あり、そのうちENEOSは47カ所を運営しています。
    また、ENEOS横浜綱島水素ステーションには、水素に関するさまざまな情報を発信するショールーム「スイソテラス」を併設し、水素の普及に向けた啓発活動にも積極的に取り組んでいます。

  • 調達・物流段階での
    省エネの推進

    事業を行う上で欠かせない調達・物流段階での省エネも推進しています。
    例えば、日本に原油を運ぶ海上輸送において、配送効率や燃費効率の良いタンカーの利用、輸送ルートの最適化、運航スケジュールや速度コントロールによる燃費の向上などに積極的に取り組んでいます。
    また、陸上輸送においては、製油所・製造所への自動運転導入、油槽所の集約、タンクローリーなどの物流効率化といった燃料消費量の削減に努めています。

PROBLEM 02エネルギーの安定供給に挑む

化石資源燃料の枯渇は、人類の目前に迫った喫緊の課題。
エネルギーを安定供給し、安全・安心な社会を実現したい。

石油、天然ガスといった化石資源燃料には限りがあり、また、生産できる地域にも大きな偏りがあります。そもそも日本は天然資源が少ない国であり、日本のエネルギー自給率は他OECD諸国と比較し、低い水準の約12.1%(2019年時点)、石油の輸入依存度は概ね100%です。
したがって、日本に必要なエネルギーを安定供給するには、化石資源燃料によらない新たなエネルギー源を確保するとともに、世界の多様な地域から資源を調達することが重要になるのです。

世界のエネルギー資源量
全エネルギー輸入依存度出展:IEA「World energy balances 2019」

SOLUTION 02

  • 世界各地から
    資源を調達

    社会を支えるエネルギー源である原油や天然ガス・LNGを、中東・ヨーロッパ・米州・アジア・オセアニアなど世界各国から調達。原油・天然ガスの権益生産量は9万バレル/日に及びます。
    国内燃料油販売シェア約50%を誇るENEOSにとって、資源の安定的な調達は欠かすことのできない使命。こうして世界中にルートを確保することで、日本のエネルギーの安定供給に貢献しているのです。

  • 自社発電の電力を
    全国の法人・個人に供給

    自社が保有する全国の製油所や発電設備で起こした電力を、国内の法人・個人に安定供給しています。2022年6月末時点での発電能力は約218万kw、そのうち再生可能エネルギーは約67万kw。電気小売件数は約89万件に及びます。
    このようにENEOSでは、石油や天然ガスといった化石資源だけではなく、電力の安定供給を通じても人々の生活や産業を支えているのです。

  • 日本国内だけでなく、
    需要が拡大する海外でも事業を展開

    ENEOSでは海外から原料を調達するだけではなく、海外への製品供給にも取り組んでいます。
    特に、経済成長の著しいアジアを中心とした新興国のニーズの高まりを受け、石油製品・石油化学製品を供給。現地法人との資本業務提携、合弁会社の設立、M&Aを通じた販売網の確保、燃料輸入ターミナルの建造など、海外プロジェクトを積極的に推進しています。

PROBLEM 03新たな価値の創造に挑む

デジタル化の進展、ニーズの多様化に対応し、
技術力を活かした新たな価値を創造したい。

IoTやAIといったデジタル化の進展や、グローバル化が進む中で世の中が複雑化しニーズが多様化している現在、それらに対応した新しい価値の創造が期待されています。
ENEOSは「エネルギーと素材の総合企業」としてこの期待に応えるために、新たな事業の開発にも積極的に取り組み、世の中を変えるような新しい価値の創造に挑戦しています。

ENEOSの設備投資計画

SOLUTION 03

  • あらゆるデータを連携する
    「ENEOSプラットフォーム」

    ENEOSプラットフォームは、あらゆるデータを連係・データベース化し、利便性の高いサービスを提供する次世代型エネルギー供給・地域サービスです。地域のサービスステーションを基点にカーシェア、カーリースなどの事業を展開。またENEOS電気や水素事業によるエネルギーサービス、宅配ランドリーや宅配BOXといった生活サービスまでも連携し、トータルで提供するもの。
    このように、既存事業の枠を超えた地域づくりにも、ENEOSは貢献していきます。

  • 異業種との積極的なコラボで
    革新的事業を創出

    こうした革新的事業を創出するには、ENEOS単独の知見だけでは足りません。そこで、スタートアップ企業や大学も含む異業種と連携するオープンイノベーションを積極的に進めています。
    例えば、将来のドローンステーション構築に向けた(株)センシンロボティクスへの出資や、量子コンピューターの活用可能性を探るための(株)QunaSysとの共同研究、ベンチャーキャピタルへの出資など、さまざまなコラボを展開。その他、大学との共同研究講座の開設、協働連携拠点の設置など、産学連携による技術研究・人材育成も進めています。

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