CAREER事務職の
多様なキャリアを語る

職種や勤務地に拘らず
ひとつ次元の高い要求に
応え続けたい。

1年目総務部配属

総務グループで予算管理や遊休地管理、株主総会事務局や取締役会事務局の運営、各種契約審査や法務相談など、さまざまな業務を担当しました。学生時代の経験は何も役に立ちませんでしたが、一つひとつの業務を自分の裁量、考えに任せてもらえたことで、少しずつ責任感が芽生え、自信もつきました。印象的だったのは、当時の上司が新入社員である私に「これについてどう思う?」と、意見とその理由をしっかり聞いてくれたことです。入社年次に関係なく議論し、意見を受け入れてもらえる企業風土があったからこそ、他部署や他社との交渉でも自信をもって臨むことができたと思います。

4年目海外事業部

ローテーションの一環として4年目に海外事業部に異動しました。主な仕事内容は海外における潤滑油の販売と新規事業の展開、海外子会社の管理などです。総務時代に身につけた採算管理や子会社管理の知識が海外事業部で活かされ、個々人の能力・適性などを考慮した異動先選定をしてもらっていると感じました。海外事業部では、新規の海外工場建設の検討に携わる機会があり、海外進出時の課題やハードルを肌で理解することができました。最終的には、販売予定数量を確保できないとの判断から、残念ながら建設には至りませんでしたが、貴重な体験を積むことができました。

11年目総務部

法務グループで契約審査や法務相談、取締役会事務局の運営、安全保障貿易管理などを担当しました。また新入社員と中途採用社員のOJTとチーム総括を任されたのもこの時期です。一人で仕事を進めるのと、部下に仕事を任せて進捗管理を行うことはまるで違います。とりわけ法務グループの仕事は契約審査ひとつとっても理詰めの世界であり、突き詰めれば各自が“納得する”ことが重要です。いくら私が納得していても、メンバーがそうでなければ業務は思い通り、効率よくは進みません。複数人で業務を進める難しさを痛感するとともに、自分が今後マネジメントする立場になる前の経験として、非常に役立ったと思っています。

16年目ESG推進部

14年目の法務部勤務を経て、15年目に総務部のCSR推進グループに異動しました。まさか自分がCSRに関わるとは思っていなかったので、辞令を受け取った時は心底驚きました。私が担当したのは主にESGに関わる諸施策の検討および実行で、業務内容はそのままに16年目に現在のESG推進部に所属することになりました。具体的にはESG格付け機関の評価を上げることがひとつの目標であり、そのためにESG推進体制の検討や社員に対するグループ理念・行動基準の浸透、人権デューデリジェンス(人権DD)の企画・実行などを進めています。人権DDについてはENEOSのエネルギーサプライチェーンのすべてで人権リスクの洗い出しを行っています。掲げる目標に対してまだ道半ばですが、この2年間の活動を通してESG格付け機関の評価も上がり、一定の成果を出せたと自負しています。

今後の目標

私は自身が飽きっぽい性格だと自覚しており、入社当初からさまざまな業務に携わりたいと考えていました。そのため、とくに業務や勤務地について希望はなく、すべて異動は会社任せです。むしろ会社が新たな業務を提案してくれることは、自分でも気づかなかった能力の発見や可能性の広がりにつながることから、いまの会社と個人の関係が好ましいと感じています。その意味で、具体的な希望や目標はありません。また、何かひとつの専門家になりたいわけではありません。業務内容は問いませんが、さまざまな業務を経験し、広い視野を持った、バランスの取れた判断ができる人材になりたいと考えています。これまで、つねに自分の能力より少し高い次元の仕事を要求されてきました。気は抜けませんが、その要求に答えることで、自分が成長してきたと感じています。それが私にとって仕事に感じる面白さであり、今後もそうあり続けたいと思っています。

人を育て、活かすことが
企業の成長の源泉。

1年目化学品総括部 化学品総括グループ配属

大学時代、インド・フィリピンの経済的に恵まれない子どもの教育支援を行うNGOに所属していたことから、社会の基盤を支えるような仕事に就きたいと考えていました。さまざまな企業を訪問する中で、自分の話をじっくりと聞いてくれ、安心感を持てたのがENEOSでした。入社して最初の配属先が化学品総括部化学品総括グループです。私は化学品の採算管理業務を担当しました。予算に対してそれくらいの売上高を計上しているのか、どの製品がどれくらい売れているのかなどを集計・分析し、部門としての判断に資する資料を作成する業務を担当していました。ここでは細かな仕事にも根気強く取り組むことや、周囲とのコミュニケーションの取り方など、社会人としての基本姿勢を学びました。

3年目人事部 人事グループ(採用・研修チーム)

採用・研修チームに所属し、教育研修の企画・運営に携わりました。中でも力を注いだのが新入社員研修です。研修プログラムの企画から、スケジュールなどの調整はもちろん、研修期間中は指導員として新入社員の相談役も務めました。基本的な研修の目的や内容は例年大きくは変わりませんが、それでも毎年、時代や社会情勢に合わせてプログラムにアレンジを加えます。私が工夫したのは、すべての指導に「理由」を添え、相手の納得感を高めるようにしたことです。この一連の業務を通じて、多数の社員と接点を持てたことは私の大きな財産となりました。特に新入社員研修では約1カ月の間、寝食を共にしたため今も全員の顔を覚えています。社内で顔を合わせたり、それぞれの活躍ぶりを耳にしたりすると、当時の様子を思い出し、その成長を頼もしく感じます。

7年目人事部 人事グループ(人事チーム)

グループ内異動で人事チームに移りました。人事チームでは社員の異動に関する業務や賞与計算業務を担当しました。当社を支える社員の採用・配置・処遇・退職に関する業務を一通り経験でき、会社が人によって支えられていることを再認識することができました。やはり人を育て、活かすことこそが企業の成長の源泉だと感じます。
また、女性活躍推進プロジェクトにも参加し、さまざまな部門の社員と制度面や企業文化の在り方について検討を行いました。先進的な取り組みをしている企業の事例なども参考にしながら最終報告書をまとめました。それを機に、配偶者の国内・海外転勤に同行する社員を対象とした「配偶者転勤同行休職(退職)制度」が生まれています。

13年目経営企画部 第2グループ

現在は、経営企画部第2グループで、会社運営の基礎となる権限規程の管理や、今後当社の事業が変化していく中での組織・要員の在り方に対する検討、経営会議の運営に関する業務などを行っています。また、働き方改革の事務局にも携わっています。いずれも当社の経営に関わる業務なので、論理的であること、自分自身の考えを相手に説得力を持って伝えることが求められます。しっかりとしたロジックを組み立てられるよう、勉強を重ねる毎日です。働き方改革については、新型コロナウィルスの影響もあり、一気にテレワークが進みました。新しい時代の働き方として、一人ひとりの生きがいと生産性の向上を両立させるために、現在はコミュニケーションの取り方や、個別の仕事の進め方についても、トライ&エラーを重ねています。

今後の目標

私はどの職場でも、上司・同僚・後輩に恵まれ、そうした人間関係の中から学び、成長させてもらった部分がとても多いと感じています。仕事は正解のないものがほとんどです。その中で「どうするのが良いのか?」、「なぜそう思うのか?」を日々周囲と意見交換しながら、進めることが必要だと思います。私は入社して今年で14年目ですが、まだまだ当社には知らない事業、業務がたくさんあり、面識のない社員も数多くいます。だからこそ、これまで経験していない事業や業務に触れて、それぞれの場所で多くの人々と協力しあいながら最善を追い求めたいと思います。今後も視野を広く持ち、日々の業務に取り組むことで、自分なりのキャリアを重ねていきたいと考えています。

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