本牧インサイト

マテリアルズインフォマティクスによる新素材探索

これまでの材料・素材開発では、研究者の経験と勘を頼りにして実験し、その結果をもとに次の実験計画を立てるという手法が一般的でしたが、1060個もあると言われる未知の材料の中から最適なものを見出し作り出すことには限界がきています。そこで最近注目されているのがマテリアルズインフォマティクス(MI)です。
MIとは、実験、シミュレーション、文献等の膨大なデータをAI(ディープラーニング等)で解析することによって高性能な材料・素材の探索や開発を行う手法です。近年の計算機性能の向上やAI技術の進展と相まって、MI技術の研究や素材開発への応用が各国・各社で活発に取り組まれています。

当社では従来コンピュータシミュレーションによって分子、固体等の物性や性能を予測する技術を保有しています。これに最新のAI技術を融合させることで「原理原則に基づいた提案」と「統計解析による提案」を両立できる独自のMI技術の開発を開始しました。本技術の活用により研究開発の圧倒的な加速が期待できます。
MIの技術基盤を確立し、再生可能エネルギー、触媒、機能材料、潤滑油等の分野へ応用することで、高性能・新機能・低コスト・SDGs等の革新的素材を創造していきます。

図1.マテリアルズインフォマティクス手法のイメージ