本牧インサイト

豪州産CO2フリー水素の実証成功に関するイベントの実施

当社は、メチルシクロヘキサン(MCH)を利用したオーストラリアにおけるCO2フリー水素の製造(Direct MCH®技術※1, 2)および国内における水素取り出しを含む水素サプライチェーン実証(図1)に関して、2021年11月2日に豪州産CO2フリー水素を世界で初めて燃料電池自動車(FCV)へ充填することに成功し、当社板橋水素ステーション(東京都板橋区)にて水素充填の式典(図2)を行いました※3
また、2021年11月5日には、今回の実証成功を記念して、埼玉県立坂戸高校にて再エネや水素に関する出前授業と豪州産CO2フリー水素を充填したFCVの見学会を行いました。水素出前授業では、東京大学 先端科学技術研究センター 杉山 正和教授、クイーンズランド工科大学 イアン・マッキノン教授、ENEOS社員による地球環境や再エネ、水素技術に関する講義のほか、オーストラリアクイーンズランド州政府による留学説明会を行いました。見学会では、今回の実証により製造した豪州産CO2フリー水素を充填したFCVを含む3台を坂戸高校内に展示し、FCVの仕組みなどについて紹介をしました(図3)。
なお、今回のイベントは埼玉県環境学習応援隊の取り組みの一環として実施し、高校生、先生、関係者を含む約100名の方々にご参加頂く、盛況なイベントとなりました。

図1.実証試験の流れ(イメージ図)
図2.水素充填を執り行う式典の様子(左から、東京大学 杉山教授、クイーンズランド州政府駐日事務所 安達代表、当社 宮田常務執行役員、千代田化工建設株式会社 井内常務執行役員)

図3.埼玉県立坂戸高校における水素出前授業およびFCV見学会の様子

参考

  1. ※1松岡 孝司、三好 康太、佐藤 康司、水素エネルギーシステム Vol.44, No.4(2019)p.256.
    http://www.hess.jp/3_activity/journal.html
  2. ※2K. Matsuoka, K. Miyoshi, and Y. Sato, J. Power Sources, 343(2017)p.156.
    https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0378775317300447
  3. ※3プレスリリース『低コスト型有機ハイドライド製法(Direct MCH®)による豪州産CO2フリー水素サプライチェーン実証の規模拡大に成功しました!~再生可能エネルギー由来の水素を燃料電池自動車に充填~』(2021年11月2日)
    https://www.eneos.co.jp/newsrelease/20211102_01_03_1170836.pdf