Type J
高引火点かつ低粘度化を実現
引火点250℃以上を有するため、消防法上非危険物に分類されます。低粘度化と、高引火点化を両立させることで、冷却効率を高めつつ危険物取扱に関する制約を緩和することができます。

ENEOS IXシリーズはサーバー冷却システムの中でも冷却効率の高い、単相式液浸冷却システム用の冷却液です。
添加剤処方技術により、使用期間の長期化を実現する高い酸化安定性と電気絶縁性を両立させた性能を有します。
引火点250℃以上を有するため、消防法上非危険物に分類されます。低粘度化と、高引火点化を両立させることで、冷却効率を高めつつ危険物取扱に関する制約を緩和することができます。
データセンター向けハードウェアを扱う業界全体で利用されているOCP(Open Compute Project)規格に定められた自然発火点300℃超を満たしつつ、 低粘度化により冷却効率を追求した高冷却効率タイプです。
植物由来原料を使用し、商品ライフサイクルにお ける原料調達から製品出荷までのCO2排出量を大幅に削減した、カーボンニュートラルに貢献する冷却液です。冷却効率の高い液浸冷却による省エネルギー化に加えて、冷却液自体でも環境負荷低減に貢献できます。
項目 | 単位 | OCP規格 | ①Type J | ②Type H | ③Type B | |
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狙い | 消防法対応 | 高冷却効率 | カーボン ニュートラル(CN) |
|||
特長 | 高引火点 | 低粘度 | 植物原料 低CFP*1 |
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密度(15°C) | g/cm³ | < 2.000 | 0.832 | 0.809 | 0.819 | |
動粘度(40°C) | mm²/s | - | 34.8 | 9.19 | 19.7 | |
引火点 | °C | ≥ 150 | 254 | 196 | 248 | |
自然発火点 | °C | > 300 | 402 | 336 | 387 |
*1 CFP:製品の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでの間に排出される温室効果ガスをCO2に換算したもの
ENEOS IXシリーズの交換時期はどのくらいですか?
使用環境によって異なりますので、詳しくは弊社にご相談ください。
ENEOS IXシリーズは安全性はどのようになっていますか?
液浸冷却液は人体や機器への影響に配慮した成分でつくられています。ただし取扱いの際は安全データシート(SDS)を確認の上、適切な対策を講じてください。
ENEOS IXシリーズの購入方法を教えてください。
ご購入希望の方は[こちら]からお問い合わせください。
ENEOS IXシリーズの価格帯はどのくらいですか?
製品の種類によって異なります。詳しくは[こちら] からお問い合わせください。
ENEOS IXシリーズの採用実績はありますか?
実証試験等を含めて、日本国内外で採用が始まっています。
液浸冷却の導入を検討しています。液浸冷却液以外の周辺機器はどのように購入できますか?
弊社から関連機器メーカーをご紹介することも可能ですので、導入検討の際には[こちら] からお問い合わせください。