バイオケミカル
バイオパラキシレン
バイオパラキシレンは、バイオマス(植物、微生物、廃棄物など)を原料として作られるパラキシレンです。
パラキシレンは、ポリエステル繊維やペットボトル原料に用いられるため、こうした分野において、環境負荷低減に貢献できるものと考えております。
国内外で脱炭素に向けた取り組みが進展していく中、今後バイオケミカル分野のニーズは高まるものと考えられます。当社のバイオパラキシレンは、マスバランス方式を活用し、既存の製造設備で製造可能であることから、世界初※1の商業スケールでのバイオ化を実現いたしました。
また、マスバランス方式により、従来の化石資源由来の原料を用いたパラキシレンと同じ品質を維持しながら、 2023年8月に公表したバイオパラキシレンのケースにおいては、バイオマス原料が植物等の生育段階におけるCO2を吸収する点により、化石資源由来パラキシレン比で2.46トン※2のCO2削減に貢献できる見込みと試算いたしました。
- ※12023年7月時点
- ※22021年度データに基づく株式会社ウェイストボックスと当社の共同調査による試算に加え、バイオマス原料供給者から提供を受けた排出削減量に基づく2023年8月時点での当社試算。ただし、用いるバイオマス原料によって、CO2削減量は異なります。