バイオケミカル

マスバランス方式

マスバランス方式とは

原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料やリサイクル原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。

出典:バイオプラスチック導入ロードマップ(環境省、経済産業省、農林水産省、文部科学省)(令和3年1月策定)

一般的に、生物由来のバイオ原料と石化由来の原料を10トン:90トンを混合して製品を作った場合、10トン分のバイオ原料が含まれる製品が製造されます。
しかし、マスバランス方式の考え方では、製造した製品全体の10トン分上限にを100%バイオマス由来の製品としてみなすことができます。
そのため、マスバランス方式は従来品と同等の物性を持ち、従来の設備・加工条件を維持しながら使用可能なため、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、今後拡大される見通しです。

マスバランス方式のイメージ図