サービスステーション

震災対応サービスステーションとは

停電中でも給油ができる震災対応サービスステーション

石油製品の安定供給のために

震災対応SSとして整備された「Dr.Drive」店

「地震大国」と言われるわが国では、いつ、どこで、震災が発生するか分かりません。それが東日本大震災クラスの大規模地震ともなれば、建物の倒壊や火災・津波の発生に加え、ライフラインもストップしてしまうなど、甚大な被害が予想されます。
当社系列サービスステーション(以下、SS)では、停電などの状況下でも、被災地で必要となるガソリンや軽油を警察・自衛隊・消防・病院関係などの緊急車両を優先しつつ、地域住民のみなさまにも石油製品を供給できる「震災対応SS」化を進めています。

  • 災害時の給油に関しては、状況に応じて定額・定量・時間限定給油等制限給油となることや設備の健全性確認が出来ない等の理由で休業する場合があります。

震災対応SSは、一定規模以上かつ震災時に有効な拠点になると考えられるSSに「緊急用発電機」を配備することで、万一、停電などによって計量機が作動しなくなっても給油を行えるようにするものです。
当社系列SSでは、2006年度より震災対応SSの展開を開始し、現在、全国819ヵ所(2021年3月末現在)に配置しています。
いざという時にも石油製品を安定的に供給できる態勢を整えることで、被災者の方々の救援と被災地域の早期復興に貢献できるように努めていきます。

東日本大震災の教訓を生かした新たな震災対応SSの展開

東日本大震災では、一部の地域で想定以上の長期かつ断続的な停電が発生し、緊急車両・地域住民の皆様への燃料供給が十分に行えないという問題が発生しました。これを教訓に夜間営業も含めて平常時同様の石油製品供給を実施できるよう、より大型の発電機を設置した震災対応SSの展開を2012年度より進めています。現在、大型発電機設置SSは、全国149ヵ所(2021年3月末現在)展開しております。

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エネルギーを安定供給することが、私たちの使命です

SSの耐震・不燃構造

SSの安全性を実証した阪神・淡路大震災直後(1995年1月)の様子
(写真提供:(株)タツノ)

危険物を取り扱うSSでは、消防法が定める厳しい建築基準によって万全の安全対策がなされています。地下に埋設するタンク上の地盤は厚い鉄筋コンクリートで覆われており、建物は不燃構造となっています。
大きな被害をもたらした阪神・淡路大震災の際にも、多くのSS施設は揺れにもビクともせず、火災にも影響を受けることなく速やかに営業を再開して地域復興に貢献することができました。
震災対応SS化の取り組みは、こうした安全性の高いSSを地域の方々にとってさらに役立つものとするため施策です。