オイルの「なるほど」

オイルの「なるほど」2

なぜオイル交換しないといけないのか?

オイルはエンジンの熱による酸化や、燃えかす、水分の混入により次第に劣化していきます。
一定の期間または走行距離を過ぎたオイルは十分な働きができなくなるため、交換しないと燃費の悪化やエンジントラブルを起こす恐れがあります。

オイルの種類

SSで販売しているオイルは、エンジンオイルの他に、4種類あります。

ATF

オートマチックトランスミッション(AT)車に搭載されているAT装置の中には、ATFという専用オイルが循環しています。
ATFは、ドライバーに代わってクラッチ操作やギヤチェンジの動作を行うための作動油・潤滑油として働くほか、流体として動力の伝達も受け持っている重要なオイルです。

CVTF

コンティニュアスリーバリアブルトランスミッション(CVT)は2つのプーリ(滑車)とベルトを利用した自動変速機で、複数のギヤを使うMTやATとは違い、低速から高速まで継ぎ目のないスムーズな加減速ができます。CVT搭載車にはCVTFという専用オイルが必要です。CVTFは、このプーリとベルトの潤滑や作動を行うほか、流体として動力の伝達も受け持っている重要なオイルです。

ATF/CVTFも交換が必要?

エンジンオイルと同様に、ATF・CVTFも時間の経過とともに熱による酸化や磨耗紛の混入などにより劣化するため、本来の機能が発揮できなくなることがあります。
2年または2万kmのいずれか早い方を目安に交換すると、本来の性能が維持できます。

ギヤオイル

自動車のミッションや、ディファレンシャル(差動装置)、LSD(Limited Slip Differential:すべり制限差動装置)を潤滑しているオイルで、シフト操作をスムーズにしたり、駆動力を確実に伝達させます。

2サイクルオイル

バイク等に使用されている2サイクルエンジン用のオイルです。2サイクルエンジンは、その構造から排気煙が多く排出されるため、その排気煙を抑えることがエンジンオイルにも求められています。

車種、乗り方に合わせてオイルを選ぶ

エンジンオイルには、グレード(品質)、粘度の違いで、様々な種類があります。クルマに推奨されているオイルを確認の上、クルマの使い方や乗り方に合わせて、オイルを選ぶことで、より充実したカーライフをおくることが出来ます。
また、オイル交換の際には、クルマの整備に詳しいお店で行なうことが、安全なカーライフにつながります。ENEOSのサービスステーション「Dr.Drive(ドクタードライブ)」では、国家資格整備士が在籍していますので、オイルの選び方や、オイル交換について、お気軽におたずねください。

エンジンオイルの規格、粘度の読み方

オイル缶に表示されている記号によって、オイルのグレード(品質)と粘度が定められています。

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