安全への取り組み
保安方針
麻里布製油所の「保安方針」は、以下のとおり。

第三者による保安力評価
保安力評価は、安全工学会で構築された評価手法であり、事業所の保安を支える安全基盤と安全文化を5段階で評価するものです。
製油所操業における基盤とも言える保安力について、自所の強み、弱みや業界内での位置づけが明らかになるため、当所では定期的に保安力評価を受け、明らかになった各種課題の解決に向けて対応し、継続的に改善に取り組んでいます。
その結果、2022年度の評価においては安全基盤の評価は非常に高く、業界のトップレベルに位置するとの評価をいただきました。
また、安全文化についても業界平均を上回る高いレベルであり、安全最優先の意識も各階層で定着しているとの評価をいただきました。
今後も保安力評価によって自所の課題を抽出し、改善の機会としていくことで、引き続き保安力の向上に努めていきます。
防消火設備、防災訓練、社外との連携、非常措置体制
消防車

大型化学消防車、大型高所放水車、泡原液搬送車等、高度に自動化・省力化された車両を配備しています。
防消火設備
数多くの消火栓の他、固定式・移動式泡消火設備、固定式散水設備、ウォーターカーテン等を備えています。
消火ポンプ
消火ポンプ9台を保有し、その能力は5,330トン/時に達します。
地震計
所内に6台の地震計を設置し、地震計が一定の値を示した場合、装置は自動停止します。
海上油回収機材
海上への油流出に対し、流出油の拡散防止、回収作業を迅速かつ確実に行うため、オイルフェンス、油処理剤、油吸着マット、油回収装置等の資機材を備えています。
非常措置体制・防災訓練
製油所では非常措置体制を構築し、計画的に各種訓練を実施し、防災関係行政機関との連絡を強化して、非常時に備えています。



社外との連携
「石油コンビナート等災害防止法」等に基づき社外関連事業所と共同防災組織を形成し、相互援助協定を締結しています。
また、定期的な訓練および情報交換を行い、緊急時の対応も確立しています。