堺製油所

安全への取り組み

安全方針

堺製油所の安全方針

当社「グループ安全理念」および「グループ安全方針」のもと、「誰もケガをしない、させない」、「設備の事故撲滅」を目指し、次のことを当所の方針として取り組みます。

  1. 1.ルール遵守の徹底
  2. 2.操業管理システムの確実な運用と継続的改善
  3. 3.BBS活動を軸にした協力会社と共に進める安全諸活動の実行

ENEOS株式会社 堺製油所長

安全基本ルール

特に守らなかった場合に重大な災害を引き起こす可能性のある重要な項目を「安全基本ルール」として定めています。

  1. 1.必要な作業許可を得ずに、作業してはならない。
  2. 2.高所作業は、ハーネス型安全帯を使用し、ランヤード※1は常にフックを掛けなければならない。
  3. 3.縁切りの施錠(ロックアウト)・札掛け(タグアウト)は許可を得ずに解除・除去してはならない。
  4. 4.許可を得ずに容器内および閉所に立ち入ってはならない。
  5. 5.安全重要機器(SCD※2)は許可を得ずにバイパスしてはならない。
  1. ※1ランヤード:墜落を防止するための命綱
  2. ※2Safety Critical Device

スーパー認定取得

堺製油所は、2018年2月23日に高圧ガス保安法の「特定認定事業者」(通称:スーパー認定事業所)として経済産業省より認可を頂きました。特定認定事業者として、さらに高度な自主保安を目指し、質の高い保安活動を推進して参ります。
また、業界の自主保安レベルの向上にも貢献していきたいと考えております。

第三者による保安力評価

保安力評価は、安全工学会で構築された評価手法であり、事業所の保安を支える安全基盤と安全文化を5段階で評価するものです。
製油所の操業における基盤とも言える保安力について、自社の弱点や業界内での位置づけが明らかになるため、当所では2021年に「安全文化」に関する保安力評価を受け、評価で明らかになった課題を事業計画に反映し、フォローアップを行いながら継続的に改善に取り組んできました。
その過程で、2024年1月には「安全文化」に加え、「リスクアセスメント」に関する評価を含む「安全基盤」についても評価を受けました。
その結果、安全基盤は非常に高く、業界のトップレベルであるとの評価をいただきました。また安全文化についても業界平均を上回る高いレベルであり、安全に関する体制もしっかりしており、安全最優先の意識が各階層で定着しているとの評価をいただきました。
一方で、今回の評価でいくつかの課題も明らかになりましたので、今後はこれらを改善の機会と捉え、必要な取り組みを進めながら、さらなる保安力の向上に努めていきます。

安全への取り組み

津波対策

緊急避難場所兼予備品高所保管倉庫

近い将来発生すると言われている南海トラフ地震とそれに伴う津波に対応するために、津波からの避難及び津波後の早期製品出荷再開に必要な資材保管を目的に緊急避難場所兼予備品保管倉庫を2015年に建設しました。また、地震と津波に対応し災害発生対応を確実にするため新防災センターを2017年に建設しました。

大規模地震対策(液状化対策)

タンク敷地の外側を粘土壁で囲み止水壁をつくり、その中の地下水を定期的に汲み上げることにより地下水を常に低レベルに保ち地盤の引き締めを行い、液状化の防止をはかっています。

防災訓練

従業員全員に防災隊員としての役割を課しており、定期的に訓練を行い自衛防衛隊の充実を図っているほか、近隣各社との共同防災も行っています。