水島製油所

安全への取り組み


安全方針

労災・事故撲滅を目指し、操業管理システムと設備管理システムの継続的改善を推進する。そして以下3項目を基本方針として取り組む。
また高圧ガス認定事業所として「特定要求事項の遵守」、「危険源の特定」に注力する。

  1. 1ルール遵守の徹底
  2. 2安全衛生諸活動の確実な実行
  3. 3危機管理能力の向上

2026年4月1日
ENEOS株式会社 水島製油所長

高圧ガス保安法A認定取得

水島製油所AB両工場は、2026年6月1日に高圧ガス保安法の「特定認定高度保安実施者」(通称:A認定事業所)として経済産業省より認可を受けました。
また、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構より操業管理を受託している倉敷国家石油ガス備蓄基地についても、新たに認定施設として認可を受けました。国家石油ガス備蓄基地が認定施設となるのは今回が初めてです。

当所ではこれまで、安全性および安定操業のさらなる向上を目指し、操業管理システムの構築、リスクアセスメントの充実、ならびにヒューマンスキルを含めた人材育成の強化に継続して取り組んでまいりました。

今後は、特定認定高度保安実施者として、より高度な保安管理活動を推進するとともに、業界全体の自主保安レベルの向上にも貢献してまいります。

第三者機関による保安力評価およびその結果

  • 保安力の評価結果(保安力向上センター現地調査)

    保安力評価は安全工学会で構築された評価手法で、事業所の保安を支える安全基盤と安全文化を5段階評価するものです。評価項目が細分化され、各々に具体的なあるべき姿が明示されており、自らの弱みや業界内での立ち位置が明らかになることから、当所では2016年に自己評価を実施して保安力の評価・改善を開始しました。評価結果で浮彫りになった弱点は次年度事業計画に反映してフォローアップ、継続して改善に取組んでまいりました。
    そうした中、2018年、2022年に保安力向上センター現地調査による保安力評価を受診しました。
    その結果、当所の安全基盤は石化、石油精製事業所の合格レベルの目安を2018年、2022年共に上回っており、高い評価を頂きました。
    一方、安全文化については全体的な平均レベルは2018年と横ばいの結果となり業界平均レベルとなりました。
    今回の評価で複数の課題が見い出され、今後はこれらを改善の機会ととらえ改善を進め、事故災害の撲滅に努めてまいります。

防消火設備、防災訓練、社外との連携

防消火設備

水島コンビナートでは、水島港を挟んで東西にそれぞれ共同防災組織があり、大型化学高所放水車・泡搬送車の2点セット等が配備されています。また、水島製油所には自衛防災組織として、化学消防車、大型化学高所放水車等が配備されています。
当所には、多数の危険物や高圧ガス設備があります。
異なる性状、形態を持つこれらの設備群の災害は千差万別で、機動性のある消防車と各設備に設置している防消火設備を効率よく運用する事を防消火活動の基本としています。また、所内には消火栓、消火器の他、固定式・移動式泡消火設備、固定式散水設備等を設置しています。
なお、海上火災、油流出等の海上災害に対処するため、防災船「かわせみ」を配備しています。「かわせみ」は化学消火設備、流出油回収設備等の災害に対処する防災船です。また、オイルフェンス展張船も配備しており、海上への油流出に対しては、流出油の拡散防止、回収作業を迅速かつ確実に行います。
このため当所資機材としてオイルフェンス、油処理剤、油吸着材などを備えており、防災船とともに使用します。

防災訓練

毎年、計画的に保安技能教育訓練を実施し、中でも防災訓練は全社員で取り組み、非常事態に備えています。

社外との連携

「石油コンビナート等災害防止法」等に基づいて社外関連事業所と共同防災組織を形成し、相互援助協定が締結されています。
また、相互に共同で定期的な訓練及び情報交換を行っており、緊急時の連絡方法や自主基準も整備されています。
具体的には、「水島コンビナート地区保安防災協議会」、「岡山県高圧ガス地域防災協議会」、「備讃海域排出油防除協議会連合会」に参画しています。

高圧ガス保安法上の不備に係る再発防止の取り組み

安全理念・安全方針の浸透、コンプライアンス意識や法令教育、遵法点検等、再発防止の取り組みを所の仕組みに落とし込み、継続して取り組んでおります。
また、保安力評価等の第三者評価を受診し、更なる改善に取り組み、安全とコンプライアンス最優先意識の醸成に努めております。