ENEOSデジタル戦略
社長メッセージ

AI活用への思い
昨今、社会やビジネスの変化はこれまで以上に激しく、当社も持続的な成長と価値提供のためには、従来のやり方にこだわらず、新しいやり方を取り入れる必要があります。特にAIの進歩は著しく、AIをビジネス全体に活用すれば、業務の効率化、業務の変革、顧客への新しい価値創出につながると考えます。AIの徹底活用を社員とともに進めてまいります。
業務変革と価値創造を実現する「AIを活用した明日のあたり前」
まず社内では、AIによる自律的な業務遂行を進め、社員一人ひとりがより創造的な仕事に集中できる環境をつくります。また、営業や顧客対応でもAIを使い、データ分析に基づいた提案力の強化や、顧客ニーズを先読みするサービスを実現していきたいと考えています。製造や供給領域においてもAIを積極的に活用し、自律的な操業やサプライチェーン全体の最適化を目指します。
AIとともに進化するENEOSの挑戦
当社は、 AIを徹底活用することで、今日のあたり前を支え、明日のあたり前をリードしてまいります。私は「挑戦を後押しする組織風土」を大切にしており、失敗を恐れず新しいことに取り組む人を、全力で支えます。
新たな価値を創出する今後の当社の取り組みに、ぜひご期待ください。
代表取締役社長 社長執行役員
山口 敦治
ENEOS DX Vision
私たちの使命は「地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。」です。
私たちはこれまで、暮らし・産業の「今日のあたり前」を支えるエネルギーを絶え間なく提供すべく、製造・供給・販売のサプライチェーンをつないできました。
そして今、私たちを取り巻く環境は大きく変わっています。
なかでも飛躍的に進化するデジタル技術は、私たちの本質的な課題を解決する力となり得ます。変わらぬ使命を果たすため、ENEOSは変わります。
AIを活用し、更なる安定供給、サプライチェーン効率化、新たな顧客体験創出を実現していきます。
私たちは「AIを活用した明日のあたり前」をつくり、社会の発展と活力ある未来をつくることに貢献してまいります。
「ENEOSデジタル戦略」AIを活用した明日のあたり前 全体像

業務全域での「AIを活用した明日のあたり前」
供給領域の明日のあたり前
調達・生産・配送等の個別データを有機的に深層学習し、経験則では成し得ないサプライチェーンを構築します。

製造領域の明日のあたり前
AI・ロボティクスによる自律的な操業により、安定的な操業基盤を確立し、人間は高度な判断を要する業務を担い、テレワークも併用した柔軟な働き方へと移行します。

販売領域の明日のあたり前
先進技術を駆使し、地域の人口・気候、顧客の行動データなどを解析し、個々のニーズに応じた商品・サービスを開発します。それにより、デジタルとリアルの両面でこれまでにない顧客体験を提供します。

全社領域の明日のあたり前
AIの徹底活用により、業務を改革、企画戦略業務を高度化します。

「AIを活用した明日のあたり前」の実現のための4つの原動力
1. データ活用
データ基盤とルールを整え、意識改革を促すことで、AIと共に成長する組織への進化を後押しします。

2. デジタル技術力
課題解決のために、デジタル新技術の調査・検証を通し成功事例を創出します。
成功事例創出の過程で得られた技術活用方法等のナレッジを蓄積し、以降の開発に展開することで、成功率向上とリスク低減を図ります。

3. デジタル・IT人材
実践的な研修を拡充すると共に重点テーマへの高度デジタル人材の集中投入を通して、デジタル人材のレベルアップに努めます。
2027年度末までに実践経験を通して、社内外横断的にDXを牽引するレベル4人材を3人、DX推進の中核を担えるレベル3人材を150人を育成します。

4. セキュリティ
ガバナンス推進、情報セキュリティマネジメント強化、継続的なセキュリティ対策により、サイバーセキュリティリスクに適切に対応します。

【参考】これまでのデジタル技術・AIの取り組み
先進的AI活用を実践中であり、今後も業務全域において更なるAI活用を推進します。
