健康経営

リスク管理

当社は、健康経営の実現には、従業員の心理的安全性が確保された労働環境が整備され、従業員のワークライフバランスに沿った柔軟な働き方が促進されていることが基盤にあると考えます。
健全な労働環境が整備され、適切な働き方が実現された土台の上に、従業員の生活習慣病予防・対策、メンタルヘルス予防・対策があるという考えのもと、一人ひとりが能力発揮できるサポート施策や、従業員の”からだ”と”こころ”のリスクを低減するための施策に力を入れています。

生活習慣病予防

ENEOSは、疾病予防のため、定期健康診断の受診率100%を維持することはもちろんのこと、有所見者の二次検査受診率向上(最終的な目標値は100%)のため、対象者への勧奨を積極的に実施しています。
また、若年層のうちから自身の健康に関して理解を深めてもらうべく、医療従事者による40歳未満の有所見者への保健指導にも積極的に力を入れています。
生活習慣病予防に向けたサポート(コラボヘルスの実施や健康アプリの導入)、禁煙サポートプログラムの展開や環境整備、外部相談窓口の設置など、様々な健康投資を行うことで従業員の生活習慣改善に努めています。

メンタルヘルス予防

ENEOSは、メンタルへルス不調となることを未然に防止するために、労働安全衛生法に基づき「ストレスチェック制度」を有効に活用しています。
従業員一人ひとりが自身のストレスに気付くことに役立て、高ストレス者への個別フォローとして、産業医の面談に加えて外部カウンセラーによるカウンセリング体制を整備しています。
ストレスチェックの受検率は例年90%を超えているものの、100%を目指して受検率向上施策に取り組んでいます。

  • 外部カウンセラーによるカウンセリングは従業員の誰でも利用可能

海外渡航者・海外勤務者の健康被害予防

海外赴任者・出張者に対しては、疫病・感染症予防接種や医療サポート制度等の整備に努めています。
ENEOSでは、海外渡航者・海外勤務者の疾病予防として、厚生労働省検疫所ウェブサイトの渡航先別の推奨予防接種を渡航前に実施するなど、積極的に取り組んでいます。
また、感染症の流行に備えた安全対策として、国内拠点に準じて海外拠点においても備蓄物資を配備しています。

製油所等生産拠点での産業衛生

製油所等の生産拠点で働く人の健康障害を防止するため、各所の産業衛生の専門職を育成しながら産業衛生活動を推進しています。
生産拠点における医療従事者の連携を深めるべく、年に一度”全国保健スタッフ会議”を実施し、情報の共有や好事例の横展開の場を提供しています。
また、労働組合とも組合員の安全衛生を図るために会社が必要な施設の整備に努めることを確認しています。